いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

青空を我が物顔や女郎蜘蛛(あ)

今日は体調すぐれず休んだ先生に代わり、その先生が担任をしている2年のクラスの子たちと一緒に給食を摂った。2年部に所属ということでそうなった。

私は、2年でそのクラスだけ授業を担当していない。が、正式に教壇に立つ前の8月に一度授業を見学したクラスであり、廊下でもすれ違ったりしているから、給食に出向いたときの顔は少なくとも、このおじいさんだれ? という顔ではなかった。

まだまだ若いつもりでいたけれど、そうだよな、あの子たちから見れば私はおじいさんなんだよな。あの子たちと年一つ差の孫がいるんだもの、どこから見てもおじいさんだよ。

そのおじいさんは、この一ヶ月ほど授業をこなしてきて、だいぶ疲れ気味です。今日は中間テスト問題を作っている途中でこくりこくり寝てしまいました。昨日は漢字小テストを採点していて寝てしまいました。前日の疲れを引きずったまま、その日の疲れをさらに上積みさせるような感じです。これで、もし担任をしていたらと思うとゾッとします。

担任は、子どもが毎日提出する「生活ノート」をチェックし、帰りの会までにコメントを書かなくてはいけない。ままある生徒間のトラブルに素早く対応し、心の問題を抱える子と向き合い話を聞いてやらなければいけない。家での様子を電話で聞かなければいけない。「道徳」の授業案を練らなければいけない。部活に出て指導しなければいけない。下校の立ち番をしなければいけない。全く、授業以外のところでやることが多すぎます。

それで今は、合唱コンクールに向けて、朝、昼、放課後とフル稼働です。合唱コンクールが終われば、次は中間テストです。テスト問題は一体いつ作るんだろう。こんなんで体調を崩さないのが不思議なくらいです。

忙しすぎる先生の手助けをするつもりで引き受けた今の仕事だが、私自身がアップアップの状態だ。これじゃ助っ人にも何もなりゃしない。せいぜい足を引っ張らないように頑張るしかない。ああ、3月まであと半年もあるよ。

 

【今日の一枚】女郎蜘蛛。

f:id:jijiro:20191002072707j:image

写真の下部にちょこっと見えるのは、左が夾竹桃で右が枇杷。が、蜘蛛の巣が張ってあるのは、それより手前の姫リンゴとスモモの間。下から空を見上げるようにして撮った。

 

【書】「朝」チョウ・あさ・あした・まつりごと(No.259)

▼甲骨文

f:id:jijiro:20191002072730j:image

▼金文

f:id:jijiro:20191002072740j:image

艸(そう)と日と月とを組み合わせた形。艸は草で、日の上下に書き分けている。草の間に日(太陽)が出ているが、残月がなおかかる形で、朝あけの時をいう。「あさ、あした」の意味となる。金文の字形が月に代えて水をかく字であるのは、朝潮(あさしお)のさす時の意味である。殷(いん)代には日の出を迎えて朝日(ちょうじつ)の礼を行い、その時に政治上の大事を決定したので、朝政(政治。あさのまつりごと)という。それで朝は「まつりごと(政治)」の意味となり、朝見(臣下が宮中に行って天子に会うこと)・朝廷(天子が政務をとる所)・朝野(朝廷と民間)のようにいう。

甲骨文の、草の中に埋もれているように見えるブーメランのような形は、ほほ〜、残月であったか。金文の字形はほぼ現在の字形だが、右のパーツが月ではなく水だったとは意外。このシリーズを続けて楽しいのは、こういう発見があるからです。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】10月1日(火)5:05〜7:15の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2544637168927478?sfns=mo