【今日の一枚】前の草むらのテッポウユリ(鉄砲百合)。
家の前が休業中のホテルで、その横が従業員用の駐車場になっていたが、今は使っていないので草が生え放題。そこに野生のテッポウユリが咲いた。
この白い花の外側に紫の筋が入ったのがタカサゴユリ(高砂百合)。こちらは、毎年庭に咲く。と言いたいところだが、今年はあともうちょっとで咲くといったところに孫がやってきて首からばさっと切られてしまった。庭のそちこちに首をもたげたタカサゴユリはほぼ壊滅状態となり、難を免れた一本のみがコンポスト脇で花を咲かせる準備をしている。
【書】「食」ショク・ジキ・シ・くう・くらう・たべる・たべもの(No.211)
▼甲骨文
▼金文
食器として使用される𣪘(き)の形。皀(きゅう)がその器の形で、その器の上に蓋(ふた)をすると食の形となる。食は食器の中の「たべもの」の意味となり、またたべものを「くう、たべる」の意味となり、たべることによって人体を養うので、「やしなう」の意味もある。食物のときはシの音でよむ。飲食の字は金文では食と人とを組み合わせた〓1(し=たべもの)に作ることが多い。人の前に食器があり、「くう、たべる」の意味を示している。殷(いん)代の食じは一日二食であった。<『常用字解』より>
〓1(『超漢字』画像)↓
甲骨文は、大きなカンバスを広げて遠くの山を写生しているようにも見える。そう見えるのは、私が高校時代に美術の先生から山ひだの描き方が変だと指摘されたことを引きずっているからかもしれない。
金文は、この前の小豆島の旅行で見てきたばかりの尾崎放哉の、菅笠をかぶり野道をとぼとぼ歩く姿のイメージ。
食とは全く関係ないことを想像しながら、字形だけを見て、あっこれ何とかに似てるという発想を楽しんでいる。
【絵日記】さいとう・たかを(No.89)
前回アップしたのが6/18だから、2ヶ月近くも間が空いた。画力をつけるつもりで描き始めた絵ではあるが、まだ100回にも満たない。
絵はこれまでは割と時間をかけて描いてきた。が、これからは少し漫画風のタッチを意識して描いていく段階に入る。となると、一枚描くのにこれまでのようにたっぷり時間をかけるわけにはいかない。
今回は、そのことをだいぶ意識して臨んだはずだが、どうしてもこれまで描いてきたやり方から抜け出せず、「ソフト鉛筆」ツールに頼りきってしまった。
費やした時間は約1時間と半分以上縮まったものの、タッチはちっとも漫画風でない。ペンツールを使ってもっと輪郭をシンプルに描かないと、漫画にならない。ましてや四コマ漫画風に仕上げようとしたら、削れるギリギリまで肉を削ぎ落とし、線を単純化しなければいけない。
漫画は漫画で独特の描き方があって、そう簡単にはいきません。もっともっと修行を積んで、漫画の描き方に慣れていくことがこれからの課題です。
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】8月12日(月)5:56〜8:02の伊豆長岡の空。
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