いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

文豪も同じ病や梅雨寒し(あ)

勤務を終えてそのまま大場の病院へ直行。

病院は今週金曜の午前中に行こうと思っていたが、3種類飲む薬のうちの1種類が残り2回分しかないことに気づいて、急遽今日にした。

これまで朝と夕の2回しか飲んでいなかった薬を昼にも飲むようになって、その影響だろう、今回のHbA1c値は前回より3ポイントも下がった。

下がったのは私の努力ではない。飲む薬が1錠増えただけだ。依然として薬に頼っていることに変わりはない。なのだが、一気に3ポイントも下がったことは素直に嬉しい。酒を毎日普通に呑んでこの値だということは、これからも呑む量を減らさなくて良いってことだな。(問題はそこかい)

そこで今日のアフォリズム。

<体の不調はストレスからくる。だから酒を呑まないでストレスを溜めるよりも、ストレスを溜めないために酒は呑め呑め。>

 

【今日の一枚】病院のポスター。

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座った待合室のベンチの真上に貼ってあった。著名な歴史上の人物を並べ、真ん中の藤原道長には「人生100年時代。自分の健康を守るため、腎臓にも気を配るのじゃ。」と言わしめている。

余計なお世話である。長生き=めでたいこと、という図式が世にはびこっているが、本音のところではみなさんどうなんでしょう。本当にそう思っているのでしょうか。

本音を言えば、私が人生100年生きたとしても、ちっともめでたいとは思わない。年を重ねれば重ねるほど周りにかかる迷惑が増えていくわけで、だいたい自分のトイレの始末もできないのに生きながらえて何になる。人の手を借りてまで長生きする気はさらさらない。その時がきたら、はいさよならと潔くお迎えの棺に収まるのがいちばんいい。

問題は、その時がいつかということだ。こればかりは誰にも判らない。だからみんな困っている。はっきり判っているのは長生きするにはお金がかかる、ということだ。幸か不幸か、私には100歳まで生きる体力もなければ財力もないから、今のところ、そんなには心配していない。

 

【書】「災」(No.160)

▼甲骨文1

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▼甲骨文2

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巛(さい)と火とを組み合わせた形。巛はもと〓1に作り、水流(巛)がふさがれてあふれ流れることをいう。巛は水災、洪水の災難(わざわい)をいい、それに火を加えて火災をいう。のち災は水災・火災だけでなく、すべての「わざわい」をいう。[説文]十上には〓2(さい)・灾(さい)の字をあげているが、ともに火災を主とする字である。<『常用字解』より>

〓1(『超漢字』画像)↓

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〓2(『超漢字』画像)↓

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甲骨文1は、屋根に覆われた建物の中で火災が発生している図だとすぐに判るが、甲骨文2の上のパーツが何を示すのか判らなかった。それで漢字の成り立ちの説明が載るサイト<https://okjiten.jp/kanji95.html>を覗いて、「川のはんらんをせきとめる為に建てられた良質の木」の象形だと知った。

なるほど、川の字の真ん中に逆三角の図形を当てはめれば「せきとめる」格好にはなるが、それなら「川のはんらんをせきとめる為」の防災であって、わざわいを防ぐ意味になる。ここは『常用字解』の解釈を採って、「水流がふさがれてあふれ流れる」という、あくまでも「わざわい」の意味を示す形ととらえたい。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】6月19日(水)5:41〜7:59の伊豆長岡の空。34秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2359112770813253?s=100001436582002&sfns=mo