いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

逝きし友偲べる庭の花菫(あ)

故身近の人の御宅への手土産にたくあん漬けだけではちと寂しいと思い、昨日、まごころ市場で一緒に買ってきた原木生椎茸で何かしらの料理をこしらえて、それも合わせて手土産にしようと考えた。

それで、椎茸を使った料理を「クックパッド」で検索したら、料理のあまり得意でない私にもできそうなのが紹介されていた。それが、「ネギトロ椎茸」。

「お酒のつまみに(中略)おすすめです」とあり、これはまさにうってつけだと作ってみることにしたが、おっとネギトロがない。どのみち晩酌を始めてしまっていたからネギトロを買うのは翌朝になる。いちばん近いスーパーが朝7時に開けるのを知っているので、まずはそこでネギトロを調達することにした。

そして今朝。ピタリ7時にそのスーパーへ行ったら、鮮魚コーナーに魚がない。そうか、朝早いとスーパーには鮮魚が並ばないんだな。う~ん、どうしよう。ネギトロが手に入らない。

別の、24時間営業のスーパーはどうだろう。24時間とはいえ同じ系列のスーパーだから、そちらの鮮魚コーナーにも品物がない可能性は十分ある。が、他に選択肢はないので、ダメ元でそちらにも回ってみることにした。そこにもなかったら仕方がない、生椎茸だけをリュックに入れて平塚の御宅で焼いてもらうしかない。

そうして24時間スーパーに入ったら、魚介類のパックが並んだコーナーにユニホームのジャンバーを着た男の人が、運んできた台車のケースから品物を取り出して棚に並べていた。ネギトロ、ネギトロはないかと棚を見たが、それらしいものはない。やはりダメだったかと諦めかけたそのとき、これから棚に並べられるだろう、台車に積まれたケースの中に、「メバチ鮪たたき刺身用」と書いたパックを見つけた。ネギトロではなかったが大して違わないと、ネギトロの代わりにこいつを持ってレジを通過する。カゴなんて要らない。

スーパーで一品だけを買うのは初めてである。コンビニでは平気で一品だけ買えるのに、スーパーでの買い物は一品だけだと申し訳ない気がして、つい余計なものまで買ってしまうのはなぜだろう。でも朝早いスーパーだとコンビニと同じ感覚になる。それもなぜだろうと考えながらカブを走らせて家へ戻る。

「クックパッド」でレシピを見ながら調理する。調理はいたって簡単。椎茸の石づきを取り、メバチマグロのたたきに長ネギを刻み入れ、ポン酢を大さじ一杯かける。それを椎茸に詰め、ごま油をひいたフライパンで焼く。たったそれだけ。焼きあがったのをアイスプラント(これも昨日、まごころ市場で買ってきた)の葉を敷いたタッパーに入れて完成。

朝、多少バタバタしたけど、手土産に間に合ってよかった。私の手料理のレパートリーも増えて、これまたよかった。料理を作る楽しみは、作った料理を食べてくれる誰かがいるってことなんだね。


【季節の花】パンジー。

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平塚駅西口海側の階段を降りたすぐにコンビニがあり、入り口が駅側と駐車場を持つ裏側の二箇所にある。珍しいことにレジカウンターも店内に二箇所ある。

裏側の入り口に隣接して公園があり、その花壇にパンジーが咲いていた。そこのベンチでコーヒーを飲み、身近の人の御宅まで歩いたが、道々のあちこちでパンジーを見た。この時期はパンジーの花盛りである。


【書】「點」(No.48)

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「黑」は、上部の煙出しに煤がつまり、下部で炎が上がる形。「占」は「ト」と「口」に分かれ、どちらも占いで出た形。占いは亀の甲羅に特定の点を刻んで行うことから、特定の点を占める意となり、そこから小さくて黒い「点」を意味するようになった。<kanji224.html>

行書と草書です。草書では「黑」の下の4つの点が「占」の下に移って「一」で書かれ、これの右側のパーツだけが新字体に採られた。


【タイムラプス】2月23日(土)8:30~9:43の伊豆長岡の空。38秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2173189282738937?sfns=mo