いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

金木犀嵐の前の真つ盛り(あ)

今月行くとしたら今日しかないと、仕事場から大場(三島)の病院へ直行。
HbA1c値は前回と変わらず。体重は微増。尿に糖分がやや残っていると指摘されるが、処方箋はこれまでと同じ。気にするほどでもないらしいから気にしない。


【写真】庭のキンモクセイ(金木犀)。

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他所の庭のキンモクセイよりはだいぶやせ細って見劣りするが、さすがやせてもキンモクセイ、濃密な甘い香りが顔を洗う洗面所にまで漂ってくる。
だけど、金木犀の花期は短く、咲いて三日か、長くてもせいぜい一週間くらいしか持たない。となれば、甘い香りを楽しめるのも今日明日で、台風24号が来る9/30(日)夜までのつかの間の命か。
調べるとキンモクセイの花言葉は5つほどあって、
①「謙虚、謙遜」→強い香りとは裏腹に、咲かせる花は小さくつつましい。
②「気高い人」→降る秋雨に、潔く全ての花を散らせる。
③「真実」→香りが強く、開花を隠すことができない。
④「陶酔」→強い香りが気持ちをほろよい気分にさせてくれる。
⑤「初恋」→誰もが経験する初恋のような甘い香りが忘れられない。
とある。<https://horti.jp/1311
こんなにいい香りなのに、芳香剤に使われないのはなぜなのか。ふと疑問に思って、これも調べてみた。
「今ほどインフラが進んでいない頃は、汲み取り式のトイレがほとんどで、戸を開けたら倒れそうな悪臭を放つトイレというのも多かったんです。そのニオイを消すためには、悪いニオイに負けない、より強い香りが必要でした。それが、甘めでかつしっかりした香りのキンモクセイだったんです」と言うのはエステー化学株式会社の人。<https://www.excite.co.jp/News/bit/00091161497065.html
それで昔はトイレの近くにキンモクセイを植える家も多かったんだと。つまり、そういう経験を持つ年齢の人からすると、キンモクセイは汲み取り式トイレを連想させるから芳香剤には不向き、というわけですね。
私の田舎の家も汲み取り式トイレだったけど、キンモクセイの香りをかいだ記憶がない。どうやらキンモクセイの北限は、福島、山形、宮城あたりで、それ以北では見かけないようです。
キンモクセイがトイレのニオイ消しに植えられたらしいことは判るとして、ではキンモクセイが咲いていない時期はどうしていたんだろう。残りの一年のほとんどは悪臭の中で暮らしていたのだろうか。
というか、そもそもキンモクセイが江戸時代に渡来する前のトイレのニオイ消しには、どういう工夫をしていたのだろう。あるいは、平安時代の十二単貴族のトイレ事情はどうなっていたのだろう……。ちょっと知りたくなったぞ。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】9月28日(金)5:29〜7:23の伊豆長岡の空。28秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217513391848864/