いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

金木犀香のどこまでもかくれんぼ(あ)

 私淑する作家・志茂田景樹さんは、毎日ブログをアップしている。そして、若者の悩みに真摯に寄り添い、悩める若者に生きる道を示唆してくれる。
 私もできれば、こういう世のため人のためになるような記事を書きたいと思うが、書けない。人生経験なんて人に語って聴かせるほど豊かでないし、豊かにしようという努力もしないから、書こうにも書くものがない。
 第一、文章の才能がない。やっぱり、血の滲むような努力を重ねないといけないですね。人に頼るのはいいけど、それに甘えちゃいけないよね。自分で努力しなきゃ。
 それで、志茂田さんは今回のブログで「心に残る弔辞」を語っている。
 太宰治の葬儀で師匠の井伏鱒二が述べた弔辞。タモリが親友・赤塚不二夫を送ったときの弔辞。そして、ブルーハーツの甲本ヒロトが忌野清志郎を見送ったときの弔辞の3本。このうち、タモリの弔辞を拡散します。
 「私はあなたに生前お世話になりながら一言もお礼を言ったことがありません。それは肉親以上の関係であるあなたとの間に、お礼を言うときに漂う他人行儀な雰囲気がたまらなかったのです……いま、お礼を言わせていただきます。赤塚先生、本当に有り難うございました」


【今日の一枚】金木犀。

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 庭草をむしっていたら、どこからともなく芳香が漂ってきた。
 匂ってくる方を振り仰いだら、金木犀が咲いていた。芳香のヌシは金木犀だった。
 毎年この時期に強烈な匂いを放つ金木犀だが、その昔はぼっとん便所の臭い消しのために便所脇によく植えられたという。今はトイレも水栓になって臭い消しの役目を終えた感の金木犀だが、ぼっとん便所を知っている世代の人たちにとっては、馴染み深い懐かしい匂いなんだろうな。


【書】「宮垣」きゅうえん(No.1,198)

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 「宮殿の周囲の土塀。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「宮」は、宀(家)と、建物が連なっているさまの形で、いくつも建物のある大きな家、ひいて「みや」の意を表す。
 「垣」は、土と亘(せん。「えん」は変化した音。めぐる意)とで、家のまわりにめぐらした「かき」の意を表す。


【ディジタル画】『坑夫』 80(No.638)

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 本文に「死んで銅像になりたがる精神と大した懸隔もあるまいから……」とあった。そもそも日本に銅像ができたのはいつ頃か、そして、いちばん最初に銅像になったのは誰か気になって、全集注解を繙いた。そうしたら、「東京市内では、明治二十一年に靖国神社前の大村益次郎像が建ったのを嚆矢として、上野の西郷隆盛像、皇居前の楠正成像などがあいついで建てられた」とあった。それで、銅像日本第一号は大村益次郎像だったことが判った。
 テレビで安倍元首相の国葬についてはやたら喧しく扱うが、そのすぐそばに建っている大村益次郎像については一言も触れない。大体、そういう銅像があること自体、多くの国民は知らないんじゃないかな。


【タイムラプス】9月28日(木)6:57〜9:33の伊豆長岡の空。38秒。

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【新型コロナ】9/28(木)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→49,304(前週同曜日比 −20,512)
累計感染者数→21.214,599
死亡者数→44,700(前日比 +115)
<静岡県>
新規感染者数→1,282(前週同曜日比 −1,054)