いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

大禍なく嵐は海へ百合の花(あ)

大型の台風12号は大禍なく伊豆を通り過ぎた。雨漏りもなく、吹っ飛ばされたものもなく、破損箇所もなく、築40年のぼろ家だけど意外に頑丈です。
ただ、朝食を摂っていたら、やや太っちょのトカゲが一匹、囲炉裏の脇にひょっこり顔を出した。どうしてこんなところに迷い込んでしまったんだろうという仕草でそっちこっちと行ったり来たりしている。
どこから家に入り込んだんだろう、台風で窓を閉め切って寝たはずだが……。外の嵐に怯えてどこぞの隙間から入り込んだかな。窓を閉め切ったって、うちは隙間だらけだからなあ。その気になりゃ、どこからだって入ってくるさ。
珍客の写真を撮ろうとしたけど、近づくと逃げるし、デブの割りにはすばしっこく、せっかくの写真を諦めて玄関のドアから丁重にお帰りいただきました。


【写真】庭のタカサゴユリ。

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タカサゴユリは、孫が来れば大抵お兄ちゃんのチャンバラの斬られ役になるのだが、それにもめげず年々数が増えているのはどうしたことか。その数、ざっと数えて18本。見た目は結構華奢なようでいて、存外したたかである。
写真のタカサゴユリはサルスベリの下の茂みから首を伸ばしたもので、そこに生えたのは今年が初めてである。初めてだが、こいつが庭のタカサゴユリの中でいちばん成長が早い。昨日の台風では、その細長い茎を上下に激しく揺らしていて、これはきっと風に持って行かれるなと思ったら、なんとか持ちこたえて、今日見たら、昨日すぼんでいた蕾の口が少しばかり開いていた。
毎日見ている庭にちょっとした変化を発見するのは楽しいものだ。そういう変化の中に身をおくと、自然と一体になっているような気がする。昨日と同じ今日なんてないように、毎日何か新しいことが私の中で起こっていることを自然から学ぶ。普段はあまりそういうことを意識しないけれど、こうして昨日の嵐に耐えた蕾が今日は花開こうとしているのを見たりすると、したたかに、そして、しなやかに生きることを教えてもらったような気がするのです。


【絵日記】電動ドライバー(No.44)

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使いこなして手垢にまみれた感じを出したかった。少しは思ったように描けたかな。
手書きの字はレイヤーを独立させて書いているが、これまでずっと書いてきても、まだ最適な書き方を見出せないでいる。
ApplePencilの感度そのものは申し分ないのだが、どうも芯先がつるんつるん滑って、思い通りの字形になってくれないのが玉に瑕。もう少し抵抗感があるといいんだけどなあ。筆じゃないのに筆のつもりで書いているからいけないのかな。
たかがメモ書きではあるけれど、字形や字配りにこだわって結構書き直したりしています。字も絵の一部ですから。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】7月29日(日)5:07〜7:54の韮山方面の雨空。20秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216989372868717/