いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ゆるゆるとわれも晩生の百日紅(あ)

今日は12時半から水晶苑で月例の囲碁大会。
だったが、大型台風12号が伊豆直撃の構えとの予報で、行こうか行くまいか、空模様を眺めてはどうしようかと迷っていた。
11時の段階では青空が見えていたし、行こうと思えば行けた。しかし、囲碁大会の終わる頃合いに台風がどれだけ伊豆に近づいているか読めない。おいそれと帰れなくなるかもしれないしそうでないかもしれない。
囲碁大会はずっと出ていなかったし、出たいのはやまやまではあったのだが、どうしても参加したい大会かと言われればそうでもない。台風なのにわざわざ行くこともなかろう。今月はダメでも来月がある。ということで、今回は参加を見送ることにした。
見送ると決めたが、午後2時になっても3時を過ぎても、ほらな、やっぱり行かなくてよかったよと好判断を自慢できるような雨風がちっともやってこない。なんだ、これなら行けたなと思われた夕方、いよいよそれらしい強風がやってきた。が、身構えていたほど強くはない。雨もそれほどでもない。
それでも腐っても台風、それなりに風は強い。ムクゲがサルスベリに覆いかぶさろうとすると、何しやがんでえとばかりに隣のサルスベリがはねのける。両の枝はもつれるように右に左にぐわんぐわんと揺れ、その下の、もう少しで咲く気配の百合は長い蕾を大きく上下に振りながら、倒れまいと必死に耐える。針金に誘引された葡萄の蔓は、これまた必死に剥がされまいとしがみつく……。
そんな風との戦いを、私は和室の引き戸を開けて眺める。引き戸を開けても風は東から西へ一定方向で吹き抜けるから、台風とはいえ、案外雨風は部屋に吹き込んでこないのである。風の吹き具合をビデオに収める余裕さえあった。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216980428405111/
そこへ、午後6時過ぎ、市の防災行政無線から地域住民に避難の指示が出た。何かモニョモニョ言っている。が、それが強風のせいでよく聞き取れない。いちばん大事なときに何を言っているのか聞き取れないのでは、何のための防災無線か判らないではないか。だったら昔ながらの方法で、消防車を地域に走らせて避難を促すほうがよほど効果的だと思うがどうか。


【写真】台風12号を待ち受ける庭。

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2階の南側ベランダから撮った。
タイムラプスを撮影していたときは雨だったが、昼前には雨がやんで青空が見え出した。大型台風が近づいているとはとても思えない。嵐の前の静けさ、といったところか。
写真左上にピンクの花がぱやぱや見えるのはサルスベリ(百日紅)。他所の家のサルスベリは満開なのに、うちのサルスベリは晩生で、今頃になってようやく咲き始めた。その分、周りのサルスベリが終わってもうちのはまだ遅くまで残っているから別にいいんだけど。
手前の煙突は薪ストーブのそれ。細い針金でベランダの手すりにくくりつけてあるだけで、今回の台風に耐えられるかどうか心配だった。が、風も大型という割にはさほどでもなく、なんとか持ちこたえてくれました。


【絵日記】森保一(No.43)

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文字以外は全て「ソフト鉛筆」ツールで描いた。唇の色が少しそれらしくなってきたかな。
参考にした写真では背広にチェックの柄があったが割愛した。特に理由はありません。単に描くのが面倒だっただけです。


【タイムラプス】7月28日(土)7:32〜9:38の韮山方面の雨空。31秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216980449125629/
奥の尾根の向こうは熱海になる。雲は、近づく台風12号の影響を受け、時計と逆回りの方向で東側から流れてきているのが判る。この時間の台風本体は八丈島の東を北上中。