いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

教へ子のあの子この子と鮎の飯(あ)

【写真】34年前の学級日誌。

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和室の押し入れを整理していたら、思いもよらぬお宝が出てきた。私が初めて担任をした学年の3年の時の学級日誌である。
しばらく片付けの手を休めて学級日誌をペラペラめくってみた。すると、当時の教室の風景がたちまち蘇ってきた。
日誌は4月7日(木)から始まり、2月2日(木)で終わっている。
4月7日のコメントには、小蟻のように小さな赤い字でこう書いてあった。
「◯◯先生のことばは印象的なものでした。あのことばは◯◯高校生に、もっと物事を真剣に考える習慣をもってもらいたいという願いがあったのでした。”なんとなくそう感じる” から、”じっくり考えてなるほどと思う” 人間になって欲しいと思います」
この日は離任式で、異動される先生の中に、私も個人的にお世話になった先生がいて、その先生の言葉を受けてコメントを書いたのでした。
やや長めのコメントは9月13日(火)のもの。縦書きで書いてます。
「ここ二、三日後味のよくない夢ばかり見て、思わず真夜中二時頃眼が覚めたりします。そんな時は枕元の本に手を伸ばして気を紛らそうと思いますが、活字を目で追いかけるだけで、思うことは依然夢の続きなのです。本を読むのを諦めて力んで眠ろうとしますが(ものすごく長い時間のような気がする)目が冴えてなかなか寝つかれません。思えば以前もこんなことがよくありました。それは高校三年生のちょうど今ごろです。受験勉強が思うようにいかず悩んでいた頃です。君たちは充分勉強をしていますか?」
そんなことを書いていたんだ。あの頃は若かったなあ。
そして1月30日(月)は最後の授業の日で、日直当番は日誌にこう書いていた。
「今日で最後の授業……。就職の人は本当にさいご。◯◯先生もきっとかみしめて名前を呼んでいたみたい。先生がた……どうもありがとうございました」
それに対する私のコメントは、「いろんなことがあったよな」だけ。なんとつまらないコメントだと改めて読み返して思うけど、最後に「どうもありがとうございました」という言葉を聞けただけで、当時は先生をやっててよかったと思ったことは確かです。
あれから34年、みんなどうしてるかなあ。


【温泉】一二三荘。
「あゆごはん」があったので今日の夕食用に1パック買った。300円。「あゆごはん」は、炊き上がった後、鮎の骨を一本ずつ取り除く作業が手間だと、以前、女将さんから聞いたことがある。だから、めったに作らない(作れない)、と。前回いただいたのは大仁の梅祭りの時だったから、四ヶ月ぶりになるか。若鮎の香りが程よくしみて温めなくても美味でした。ごちそうさま。


【タイムラプス】6月3日(日)5:36〜7:33の伊豆長岡の空。29秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216520717952637/