いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

実梅あり今日もいだのと宿女将(あ)

【写真】今シーズン最後の梅の実。

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2kgあります。一二三荘の帰りに買って来た8L瓶にこれを漬けて「じぃじ水」を作ります。そうだ、最後だから、これに庭の梅の実も混ぜよう。もいで来ます。
……4個しかありませんでした。これだけしか生らないのは、たぶん剪定の仕方が悪いからだな。


【温泉】一二三荘。

行くと、玄関三和土のベンチに青梅と色づいた梅が袋詰めされていた。この前は1袋400円だったのに、今日は200円になっていた。
テーブルにいた女将さんに、「きれいに色づいてますね。そろそろ(今年の梅も)最後ですか?」と訊いてみた。すると、「そうねえ、今日もいで来たのでおしまいね。今日のは梅林の」とのこと。
梅林とは2月に梅祭りが行われた大仁梅林のことで、一二三荘はそこのオーナーになっていて、今日はそこからもいで来たのだと言う。声をかけた手前、これは買わないわけにはいかないな、帰りに買って帰ろうと思いながら湯ふだ(回数券)を出す。
大仁梅林が急傾斜なのは知っている。だから、女将さんが苦労して実をもいでいる姿は十分想像できた。「それはそれは、大変だったでしょう」とねぎらいの言葉をかけて風呂場に行く。と、そこには旦那さんがいた。旦那さんはいつも、客が少なくなった頃合いを見計らって湯に浸かるようだ。それまでは三和土のテーブルや外のベンチで本を読んだりしている。
それで、今度は旦那さんに訊いてみた。「ベンチに青い梅と色づいた梅とあったけど、梅シロップを作るにはどっちがいいでしょう」。
旦那さんは、「漬けるなら青い梅がいいでしょう。梅干にするなら色づいた梅でもいいでしょう。漬けるのはいくつかの瓶に分けて、そのうちの1瓶を一年間そのままにしておいて、翌年、新しく漬けたのに混ぜるといい。そうしたらまろやかな味になる」と教えてくれた。
なるほど、作りたてのは味が落ち着かなくてツンツンする感じだから、一年寝かしてまろやかにするんだね。それでコクが出るのか。いやあ、勉強になります。
では、と調子こいて、「枇杷も同じように漬けて平気ですか?」と訊いたら、「枇杷もいいでしょう。枇杷は甘くて上品な味だから、お孫さんの口に合うんじゃないかな。漬けるから実の形が悪くてもいいし」とお墨付きをいただく。よし、これで「じぃじ水2号」もオーケーだ。
というわけで、今、我が台所の暗がりには8L瓶がででんと4本並んでいる。氷砂糖2kgとリンゴ酢1000mlの梅シロップ(じぃじ水1号)、氷砂糖3kgとリンゴ酢500mlの梅シロップ(じぃじ水1号+)、氷砂糖2kgとリンゴ酢500mlの枇杷シロップ(じぃじ水2号)、そして今日の氷砂糖3kgとリンゴ酢500ml+庭の梅4個入り梅シロップ(じぃじ水1号++)の4本。
孫が来たら、こいつらを腹たっぷんたっぷんに飲ましてやるべえ。


【タイムラプス】6月4日(月)5:15〜7:19の伊豆長岡の空。30秒。

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