いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

褌の尻火照り伊豆夏祭(あ)


午前10時半、「じゃあ、あたし行くから。日曜に子どもたち(孫)を連れて来るから」と言ってカミさんは車で仕事場に向かった。

カミさんは30日(日)と31日(月)は休みが取れたが、8月1日(火)は休めないと言う。それで、この日一日孫の面倒を見るために私が仕事を休むことになった。ああ私一人で孫の面倒を見るのか。なんてこった。

その仕事が今日から始まった。

初日の今日、私の顔を見て学童の子どもたちがどんな反応をするか、興味津々で出かけた。午後1時前に職場に着くと、日々雇用職員ということで、下駄箱もロッカーもあてがわれず、荷物をここに入れてくださいとカゴを一つ渡される。そのカゴに、脱いだ下足と湯屋グッズを入れる。

子どもたちは部屋の明かりを消してビデオを見ていた。子どもたちにビデオを見せておいて、その時間に午前の部と午後の部の業務引き継ぎを行う。通常は、そこで打ち合わせ中のスタッフに代わって日々雇用職員が子どもたちの様子を見ることになっていて、そのつもりで部屋に入ろうとしたら「ちょっと待って」とリーダーに止められた。「今、先生が入って行ったら騒ぎになってビデオを見るどころじゃなくなる」というわけだ。

私が学童に再び登場するという噂は随分前から子どもたちに広まっていて、今日の日を手ぐすね引いて待ち構えていたようだ。私と将棋を指したがっている3年生、碁を打ちたがっている4年生がいて、私が来るのを楽しみにしていた子がいるとスタッフの一人が教えてくれた。

嬉しいことである。そんなにまで私を待ってくれていたのかと思うと、今回の手伝いを引き受けてよかったなと素直に思う。

ビデオの時間が終わり、今日の当番のスタッフが前に立って私ともう一人の日々雇用職員を紹介する。私はずらりと並んだ子どもたちの顔を見ながら、私を受けて入れてくれているムードを感じていた。子どもたちの反応は、思っていた以上に好印象だった。

一言ご挨拶をと当番のスタッフに促され、それこそ一言「また、みんなと一緒に楽しく遊びに来ました」とだけ言った。

3時のおやつまでの自由時間に4年の男の子と将棋を指し、続いて私と将棋を指したがっていたという3年の男の子と二番続けて将棋を指した。3年の子は去年は回り将棋を一緒にやった子だったが、その子が本将棋をやるとは知らなかった。藤井四段の連勝快進撃に触発されて本格的に将棋をやる気になったのかもしれない。

私が将棋の相手をしている間にも、私に絵を描いてくれとやいのやいの急き立てる2年生が二人いて、将棋が終わってから、リクエストのあった図鑑の模写をする。一人は魚の絵、もう一人は猫と犬の絵。絵を一枚仕上げるのに5分少々。以前に比べて描くスピードがかなりアップしたことに我ながら驚く。これも、これまで日々取り組んできた模写の成果かと思うと、ちょっぴり嬉しい。もっとも、子どもたちには「ためらい線」が雑に描いているように見えたらしく、もっと丁寧に描いてくれと注文をつけられたが……。

おやつの後は4年の女の子と囲碁(13路盤)。石をわざとベタベタくっつけて取られの図を作ってやった。その子は陣地を広く囲った方が勝ちという本来の囲碁の勝敗よりも、石を多く取れたことが嬉しかったようだ。まあ、囲碁の本来の楽しみをね、おいおい教えて行こうと思う。

てな具合で、初日の日々雇用の仕事は終了。子どもと遊ぶのが仕事という仕事だが、久しぶりに子どもと真面目に遊んで、結構疲れました。


【写真】「かわかんじょう」のポスター。

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毎年8月1日に行われる大仁の祭。一度見たいと思っていて、まだ一度も見たことがない。今年こそと思ったが、今年はその日まる一日孫の面倒を見ることになった。しかも私一人で。一人で孫を連れて祭りを見に行くなんて、そんなの無理、無謀。というわけで今年も「かわかんじょう」は、残念ながら見られない。


【あやめ湯】18:06〜18:57


【タイムラプス】7月24日(月)6:01〜8:03の伊豆長岡の空。30秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10213783500803919/



【歩数】1,069歩。