いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

花栗や富士もにほひの中にあり(あ)

しばらく釣りに出かけていない。
沼津・木負のボート店も多比の釣具店も、5月に下見に行ったきりだ。
それは、一日のうちで絵に費やす時間が俄かに増えたから。特に絵のモチーフが「建物」や「町並み」になってから倍に増えた。
朝4時に起床し、コーヒーを飲みながら未読のメールに目を通す。次にiPhoneをデッキにセットしてタイムラプス撮影をする。その間にパソコンでEvernoteを立ち上げてブログの下書きをする。これが約2時間。そこまででブログの下書きが終わっていればいいが、大抵は終わらない。一旦朝食を挟んでブログの続きを書き、タイトルの俳句(もどき)をひねる。そして最後に淡彩画を貼り付けるのだが、この淡彩画を描き上げるのに滅法時間がかかるものだから、ずるずるとブログのアップが遅くなる。それがここ数日は昼過ぎまで延びることが多くなった。
つまり、一枚の淡彩画を仕上げるのに6時間もかかっているわけで、これではとても釣りに出かけるどころではない、のです。
一日6時間と言えば、去年学童で働いていたのと同じ時間。だけど、絵を描いていると時間の経つのをつい忘れてしまう。気がつけば、あれもうこんな時間、水晶苑に行かなくちゃ、の今日この頃です。

【写真】風に散り落ちた栗の花。

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下のコンビニまでビッグコミック(今日発売)を買いに行く途中、日中吹いた強い風で栗の花がこんなに散っていた。
道は、いつもバイクで通る道より一本北側の道で、木の間から漏れ見える富士山がきれいだから、のんびり歩くときはわざと遠回りしてこの道を通ったりする。
道の下は急な谷になっていて、誤って落っこちる危険性があるからだろうか、あるいは栗拾いに夢中になって実際に落っこちた人がいたからだろうか、去年の秋、ここにフェンスが設けられた。
辺りはむせ返るような栗の花独特の青臭い匂いが漂い、ああ今年もまたこの季節がやってきたなあと実感する。自然の移ろいを身近に感じながら暮らすことを選択し、今は日々満ち足りた生活を送ることができている。そういうことを許してくれる周りの人に感謝しながら、これからも気負わず、恬淡と生きていけたらいいと思う。

【淡彩画】ミラノ大聖堂スケッチ(No.98)

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ポイントは「影の暗さと日なたの壁面の明るさの違いをはっきりと塗りわけ、建物の立体感を表す」こと。
いちばんノッポなビルの先端が歪んでしまった。こういう基本的なところはしっかり描かないといけません。

【水晶苑】15:27〜16:16(7→4人)
昨日、湯から上がりしなに「温泉」の札のぶら下がった蛇口を閉めようとしたら、逆に温泉が止まらなくなってしまった。ちょうど一緒に出ようとしていたクラリネット3時半氏改めアマデウス3時半氏(こっちの方が語呂がいいから、今日からそう呼ばせてもらう)が施設の人を呼んできてくれたが、それでも止まらない。
で、業者を呼んで修理してもらおうと施設の人が話し合っている中を昨日は帰ってきたのだったが、今日行ったら、普通の水道に使う蛇口に取り替わっていた。温泉が止まっていたらどうしようと心配していたが、いつも通り勢いよく出ていたのでひとまずホッとした。
それにしても3時半氏が人を呼んできた動きは素早かった。私が壊れた蛇口を押し回しながら何とか出を止めようと苦戦しているところへ、施設の人(男性)はすぐさま駆けつけてきたのだったが、呼びに行ってくれた3時半氏はと見ると、湯から上がったままの姿である。まさか、その姿のまま飛び出して行ったのだろうか。そんなことがあろうわけがない。それはきっと私の目の錯覚に違いない。

【タイムラプス】6月10日(土)5:53〜8:26の伊豆長岡の空。37秒。

【歩数】2,978歩。