いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

蜘蛛嫌う職人屋根に秋日和

藤沢から修善寺に出勤。帰りは狩野川の土手を田京まで歩く。鮎釣りの客も以前に比べてだいぶ減った。牧之郷から大仁橋まで5人。護岸のコンクリートから竿を出していた人が良型の鮎を釣り上げていた。

午後4時過ぎ、2年前にデッキを拵えてもらったことのある会社の人が、瓦職人を連れてやって来た。この人は、先週、私が庭で孫と遊んでいるところにひょこっと顔を出し、近くまで来たついでに寄ってみたと言って名刺をくれた人。「実は前の会社を辞めて独立しました。ご用命がございましたらぜひお声かけください」と言う言葉につられて、二階の屋根瓦がずれていて、たぶんそれが原因だと思われる隙間風が家に吹き込むのでちょっと見てくれろと、その場で頼んでしまった。デッキに案内し、ずれた屋根瓦を見せると、今度、瓦職人に見てもらいましょうと話がとんとんと進み、それで今日の訪問となった。

さすがに動きが早い。近くまで来たついでにとか言っていたけれど、なに、格好のリフォームのターゲットとして端から狙っていたに違いない。築40年近くのぼろ家だから、直すところだらけなのは誰が見たってすぐ分かる。これまで自分で修繕できるところは手を加えてきたつもりだが、瓦屋根だけはどうにも素人の手に負えないとうっちゃってきた。でも瓦のずれをいつまでもそのままにしておくわけにもいかない。この家に住んでから3年間、幸いまだ大きな台風の直撃を受けたことはない。しかし、来年は来るかもしれない。来年来なくても再来年は来るかもしれない。どの道その日は必ず来る。そのときのために、ターゲットにされていようがいまいが、今やれることをやっておく必要があるだろう。そう思って修繕費用を見積もってもらうことにした。

あやめ湯(17:21)3→5人。マイ桶氏と一緒になる。「昨日、自治会の運動会があって綱引きやったんだ。ところがうちの地区は年金をもらってる爺婆ばっかりだから勝負になんねえだよ。玉入れ競争つったって玉なんか入りゃしねえんだ。参っちまうよ。どんどん年寄りだらけになっちまう。俺もそのうちの一人だけどね」

写真は、瓦職人が瓦屋根の具合をデジカメで撮っているところ。梯子を降りてきて、社長に背中を見せながら、後ろに蜘蛛がいないかどうか見てくれと言う。社長は職人さんの背中を指で優しく払いながら、いないよと言う。屋根に上がったときに肩に蜘蛛の巣を引っ掛けたような気がしたんだ、私は蜘蛛が大の苦手でねと職人さん。焼津の半次がここにもいました。このお二人のやり取りを見て、見積もりを見るまでもない、瓦屋根の修繕はこの人たちに任せようと思った。(あ)

f:id:jijiro:20151026162314j:plain

12,753歩。