いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

稲刈りを終えし田の面に鳥じゃれる

あやめ湯(17:28)4→6人。風呂場にミスタービーン氏の姿を見たが声をかけるタイミングがなかった。

向こうの女湯から、最初は熱いと思うかもしれないけど二度目はそんなに熱く感じないからね、(湯舟の)下の穴から源泉が流れてるのよ、疲れた足腰には温泉がいちばんいいのよねと言っている声が聞こえる。

どうやらあやめ湯に初めて来たお客さんに先に入っていた人がいろいろ講義をしているらしい。女湯の方にもマイ桶氏のような世話焼きさんがいるんだねえ。

私があやめ湯の前にバイクを停めているときに、あやめ湯の暖簾の前で一旦立ち止まり、そこから路地裏に歩きかけてふと振り返った女性がいた。暖簾をくぐろうとした私と目が合ったが、もしかしたら世話焼きさんから講義を受けているのはそのときの女性だったかもしれない。

そんなことを勝手に想像しながら湯舟に浸かる。その間にビーン氏は上がっていた。ビーン氏が脱衣所の桐のベンチでテレビを見ながら寛いでいるのがガラス戸越しに見える。私の見る限りビーン氏の着衣はあやめ湯でいちばん遅い。私が3回目に湯舟に浸かったところでようやくジーンズを穿き終えた。

風呂場から上がるとテレビでは殺人事件を扱っていた。物騒な事件が続きますねとビーン氏に声をかけたら、テレビを見ていたビーン氏から、このようなニュースにならない殺人はたくさんあるよ、若いくせに働かないで生活保護を受けているグループが仲間割れして、その口封じに仲間を闇に葬るんだ、という思いがけない答えが返ってきた。いかにも裏社会に精通していそうなその口ぶりに、ビーン氏はもしかしてそういう世界に関わったことのある人なのかと思ったが、これとて私の勝手な想像に過ぎない。

7,381歩。

写真は、早くも稲刈りが終わった田圃修善寺周辺の田圃ではたぶんいちばん早い。正面の茂みの上に勤務する学校があって、右手に少しだけ見えるのが通学路。そういえば、この田圃は田植えもいちばん早かった。先週の木曜に見たときは稲穂がだいぶ重そうで、真ん中辺りがずしりと沈んでいたので、そろそろ刈り時かなと思っていたら今日刈り終わっていた。これが韮山地区だと11月まで刈られず残っている。距離的には大して違わないのに稲刈りに二ヶ月もずれがあるのは、概して修善寺が山に囲まれている地形だからというのがあるのかもしれない。(あ)

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