いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ねぶたの顔面

多少の覚悟はしていたが、伊豆は早くも蝉が喧しく鳴き出した。この分だと、早晩、四方八方蝉時雨を浴びまくることになるか。市の防災無線は、光化学スモッグ注意報が発令されたので屋外での運動は避けろと言っていたが、言われなくても誰が出るもんか。勢いを増した庭の草も取らなくちゃいけないが、放っておけ。へたに炎帝に身を晒し、目を回してぶっ倒れた日にゃあ洒落にもならん。昔、おふくろが「霍乱気起こへばまいね」とよく言っていたっけ。霍乱気とはカクランケと読んで、日射病の症状のことを言うのだが、夏の炎天下での作業は日射病になる危険性があるから控えなさい、との意だ。そういえば、盆に帰省すると、昼飯を食った後は親父もおふくろもリビングのソファによく寝そべっていたなあ。

先日見た、ドキュメント「ねぶた師の熱い夏」に触発されて、私もねぶたを作ってみることにした。壁掛け用の顔面だけだけどね。ドキュメントではねぶた制作の細かい工程にもカメラを向けていたので、これまで気づかなかった手順も知ることができていろいろ参考になった。その中で印象に残っているのが、ボンドを塗った糸を針金に巻き付けていくスピード。その速さに度肝を抜かれた。それで今回、私もプロのスピードのイメージで糸を巻きつけようとしたけれど、てんでお話にならない。作る大きさが違うということがあるにしても、お粗末そのもの。大きな心得違いをしていました。修行し直します。下手なりに作り続けるねぶたバカ(あ)

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