いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

空清しただまつすぐの冬小径(あ)

 給食でジョン・レノンの「イマジン」が流れた。理科の先生のリクエスト曲という。これを皮切りに3年から1年までの全クラスから寄せられたリクエスト曲を給食時間に流すそうだ。

 早速今日は「イマジン」の後に3年のあるクラスのリクエスト曲が流れたが、私の知らない曲だった。「あっ、知ってる」「聴いたことある」とクラスの子たちは言うが、私にはさっぱり判らない。これからもいろんなリクエスト曲が流れるのだろうが、たぶん私には聴いたこともない曲ばかりなんだろう。

 「いい曲は、やっぱりいつ聴いてもいいね」とは「イマジン」を聴いた担任の先生の感慨。「イマジン」をリクエスト曲に選んだ理科の先生も、いい曲だと呟いた担任の先生も、「イマジン」は忘れられない曲として心に残っているのだろう。

 奇しくも今日はジョン・レノンの命日。凶弾に倒れて40年になるという。そうか、あれからもう40年になるのか。

 40年前といえば、私が新任校で2年目を迎えた年である。大学生を3年も余分にやって社会に出るのが遅れ、「くたびれた新人」と言われた。

 その頃の神奈川は人口が急増し、当時の長洲知事が高校百校計画を唱えて次々と新しい高校が誕生した頃だった。私が新規採用された高校は1期生4クラスでスタートし、5期目で一気に45人×12クラスに膨らんだ。その年に初めて担任を持ち、3年まで持ち上がった。その時に不幸にして私が担任だったクラスの子たちとは今も交流がある。いろんなところで我慢を強いられた年代の子たちだったこともあり、今でも強い印象がある。

 「イマジン」をよく聴いたのは、ちょうどその頃だった。この曲を聴くと、当時のいろいろなことが思い出される。私にとっても「イマジン」は思い出深い曲なのである。

 

【今日の一枚】学校敷地の北斜面。

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 昨日の作業の時間に、体育館裏の側溝の落ち葉をすくい上げていた。それで、一休みしようと顔を上げたら、雲一つない青空が広がっていた。雑木の枝がいい具合に絡まっているところを写真に収めようとしたが、そのときはiPhoneを携えていなかった。

 そのことを思い出して今日撮った写真がこれ。写真右側に校舎があり、目を左側に転じると富士山が見える。裸木はソメイヨシノ。

 

【書】「自我」じが(No.535)

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 「①われ。わたくし。自分。自己。②〔哲〕他のいっさいのものと対立するかたちでとらえられた自分。」(『旺文社漢字典』第2版)

 「自」は、正面から見た鼻の形。自分自身をいうとき、自分の鼻を指さしたり、自分の鼻を押さえることは古くからのことであったらしく、自は「おのれ、みずから」の意味となる。→白川静『常用字解』

 「我」は、鋸(のこぎり)の形。もと刃にぎざぎざのある鋸を意味する字であったが、一人称の代名詞「われ」として使うようになった。それで我に代えて、のこぎりを意味する字として形声の字である鋸が作られた。我が鋸の形であることは、義が犠牲(いけにえ)として供えるために羊を我(のこぎり)で切る形であることから知られる。→同

 

【タイムラプス】12月8日(火)5:40〜7:04の伊豆長岡の空。21秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10224866899441958/?d=n

 

【新型コロナ】12/8(月)10:00現在(Yahoo!より)

現在感染者数→23,070(前日比−991)

新規感染者数→1,521(前日比−504)

死亡者数→2,397(前日比+39)