いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

朝の風受けて見得切る吊し柿(あ)

 今日の自治会役員会で、このところの猪目撃が話題になった。

 猪を目撃したという情報は地区のあちこちに散在していて、特定されない。この地区の山一帯を田中山というが、西瓜名産地のそこでも、今年は相当数の猪を駆除したと言う。かと思えば、先週の防災訓練で一緒になった去年の組長さんは、でかい猪が自宅前の道路を歩いていて怖かったと言っていた。去年の組長さんのご自宅は私の家のすぐ裏で、そこに昼なお暗い道が一本あり、その下が急峻な谷になっている。でかい猪は、どうやらそこに棲息しているらしいとは、去年の組長さんの推定。

 2年前は、猪目撃情報がたまたま小学校の下校時と重なり、ブランコ公園に制服を着た警官が立ったことがある。猪が出たという住民の110番を受けて出動したようだが、警官とて狩猟免許がなければ、原則として猪は捕獲できない。猪に向かって警官が拳銃を発砲したなんて聞いたことがない。だから、警官に猪をなんとかしてくれと頼み込んでも、相手が人間でないのだから警官は何もできない。

 今日の役員会でも、このところ猪情報はよく耳にするけど、だからといって予防の手立てはないねという話になった。

 猪を駆除するには狩猟免許を持った人でなければできない。そこで、はたと気づいた。そうだ、私が狩猟免許を取得すればいいんだ。

 狩猟免許を取得するにはどうすればいいんだ? 

 家に帰って早速「ふじのくに」(静岡県公式ホームページ)に当たってみた。すると、免許には4種類あることが判った。

①網猟免許・・・網を使用

②わな猟免許・・・わなを使用

③第一種銃猟免許・・・装薬銃、空気銃又は圧縮ガス銃を使用

④第二種銃猟免許・・・空気銃又は圧縮ガス銃を使用

の4種類。

 下手にシルバー人材で地域貢献するよりも、善良な農民が心血を注いで育てた収穫物を、我が物顔に食い荒らす害獣退治の方がよほど貢献度が高い気がする。詳しい免許取得条件はまだ確認していないけれど、条件がかなえばやってみようかな。

 ああ、猪鍋で晩酌をする姿がちらついてきた。

 

【今日の一枚】吊るし柿。

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 孫娘がむいた渋柿を軒下に吊るしたのは11/22。二週間寒風にさらして、今はこんな具合。霧吹きで焼酎を吹きかけなくてもカビは生えてきてません。いい感じに仕上がっています。正月あたりにはちょうど食べごろになりますかね。 

 

【書】「再興」さいこう(No.532)

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 「滅びたものをふたたびおこす。ふたたび盛んになる。復興。」(『旺文社漢字典』第2版)

 「再」は、組紐(くみひも)の形。組紐を組むとき、その器具(冉=ぜん)の上下に一を加え、そこから折り返して、また組み続ける形であることを示す。折り返すことから「ふたたび」の意味となる。→白川静『常用字解』

 「興」は、同と𦥑(きょく)と廾(きょう)とを組み合わせた形。同は酒杯。𦥑と廾はともに左右の手を並べた形。酒杯である同を両手で持ち、さらに下から両手で支え持って酒を注ぐことをいう。地霊(大地に宿る霊)を祀(まつ)るとき、大地に酒をふり注いで地霊に気づかせ、地霊をよびおこす儀礼を興という。→同

 

【タイムラプス】12月5日(土)5:54〜7:39の韮山方面の雨空。26秒。

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