いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

短夜の雨に友来て酒酌めり(あ)

【今日の一枚】呑兵衛ランナーと一献。

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 今夕、横浜の呑兵衛ランナーが訪ねてきた。かつて横浜勤務時代、昼から10時間も呑み続けるという不滅の伝説を打ち立てた相棒である。コロナ禍による都道府県をまたぐ移動が全面解除されたことで、ようやく伊豆に来れたと言い、持参した焼酎のボトルをデンと流しのカウンターに置いた。

 彼は3月6日に一度我が家を訪ねている。その時は彼がネットでレッスンを受けているフィリピンの英会話の先生とその友達も一緒だった。ちょうど新型コロナウイルス感染拡大がニュースで騒がれはじめた頃だった。日本に来るのがもう少し後だったら、お二人さんはフィリピンに帰れなくなっていたかもしれない。今思えば、そんなきわどいタイミングだった。

 聞くところによると、お二人さんの出身のセブ島では未だにロックダウン措置がとられ、生活に不便をきたしているという。マスク着用を義務付けているが、街を歩く人はマスクで口を覆うのでなく、耳に垂れ下げたり頭に乗っけたりしていて、マスク着用をチェックする警察もそれを取り締まらないのだとか。それに比べて日本はなんとも律儀にマスク着用を守っている。お国柄と言ってしまえばそれまでだが、ほんと、日本人ってくそがつくほど真面目なんだね。

 横浜の呑兵衛ランナーは、マラソン大会があると聞けば全国どこへでも出かける。それくらいマラソンが好きで、走るのが大の苦手の私とは真逆の趣味を持っている。先日も長崎の平和公園をスタートとゴールにしたマラソンに出場するのを楽しみにしていたら、コロナ禍で大会中止が決まったと残念がっていた。

 本人の弁によると、本当は走るのはそんなに好きではなく、全国のマラソン大会に参加することで、その土地の名所を見て回るのが好きなだけだと言うのだが、どうしてどうして、かつての夏の呑兵衛旅行に参加していた時も走る準備はしっかり用意して、しこたま呑んだ翌朝も宿泊地周辺を走っているのだから、やっぱり基本は走るのが好きなんだなと私は見ている。

 彼が伊豆に行くからとメールをくれた段階で、酒のつまみは石板焼肉と決めていた。で、ひらい精肉店で「伊豆牛切り落とし」を買って帰ろうとしたら、売り切れでトレイは空っぽ。で、やむなく「キムさん漬け」を買う。「キムさん漬け」は決して上等な牛肉ではないが、リーズナブルで旨いから私は好きだ。

 石板は炭火で温めるが、焼肉ができるくらいに熱するまで時間がかかる。だから、彼が到着する時刻までに焼肉ができる温度にしておこうと火吹き竹で必死に炭を熾(おこ)した。

 焼肉は石板がいい。バーベキューに使う網とか鉄板だと焼き上がったそばからつままないと黒焦げになってしまう。そうなる前に食おうとするから、食うのに忙しない。その点石焼だと焦がす心配がないから安心だ。それに柔らかく焼き上がる。

 石板は大谷石で、一辺30cmの正方形に切ってある。6年前、大場の病院に行く途中にある石材店で見つけた。当時の値段で498円。確か長方形のもあったはずで、どうせ石を熱するのにかかる時間が同じなら、面積の広いほうが何かと使い勝手がよかろう。今度、病院の帰りに見てみるか。

 

【ディジタル画】赤い口紅の女(No.38)

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 髪の毛を「スタジオペン」で描いた。

 前回の反省から、シャドーを濃くしすぎないように意識した。が、白い洋服のひだは、逆にもう少し濃くてもよかったか。

 背景は、「エレメント」の「雪のタイヤ跡」というブラシを使い、「ぼかし」を弱くかけてある。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】6月27日(土)5:45〜8:02の伊豆長岡の空。34秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1277152395605098497?s=21