いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

春の靴底の薄きを楽しめり(あ)

職場と家を歩いて往復した。アプリ「ヘルスケア」の記録には15,612歩とある。なんだ、それだけか。結構歩いたようで大して歩いてないんだな。

朝は、午前7時ちょっとすぎに家を出た。道の前を姉弟の二人の小学生がランドセルを揺らして歩いている。土の階段を降りて広い道に出ると、前を歩く二人は小学校と反対側に曲がった。あれっ、どこへ行くんだろうと思ったら、そこに集団登校の列が待っていて、二人はその最後尾に加わった。

そのまま田京駅へ向かう坂を下ると、ブランコ公園に5人の児童がいた。集団登校の列を待っているのだろう。白い息を吐きながら何やら話している。

地方では過疎化が進み、村の存続が危ういところもある由だが、ここは意外と子どもが多い。駅から歩けるとはいえ少し距離があり、下界に通じる二本の坂も急だから、地価は平坦地よりも割安でお手頃ということらしい。それで、割と子育て真っ盛りの若い夫婦が居を構えたりする。

小学校の脇を通って、駅に向かう途中で二人の小学生とすれ違った。最初の子は小学校3年生くらいか、次の子は体が大きかったから6年生あたりか。その二人が二人ともすれ違うときに顔を上げて、見知らぬ私に「おはようございます」と挨拶をする。本当にこの地域は挨拶文化が行き届いていて清々しい。私も思わず「おはよう」と大きな声で返す。

学校の正門には校長先生がベンチコートを着て立っていた。坂道をぜいぜい登ってくる生徒に毎日挨拶をしているのである。いつもバイクで通る私が徒歩だったもので、「おや、今日はどうされました?」と訊く。「バイクのエンジンがかからなくて、今日は歩いてきました」と私。明日の朝はきっと「まだエンジンはかかりませんか?」と訊かれるんだろうな。

帰りは職員室を午後6時過ぎに出た。さすがに外は暗い。できれば明るいうちに帰って、一二三荘の湯へも行きたかったが、家に着いたのが午後7時を回っていたのではかったるい。一二三荘へ行くのをやめて、今日は内風呂で我慢した。バイクが動かなくて何が辛いかというと一二三荘へ行けないのが辛い。明日は、湯屋グッズをバッグに入れ、一二三荘の湯に浸かった後に大仁駅から電車で帰ってこようかな。

 

【今日の一枚】新しく買った靴。

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今週月曜の研修で別の中学校へ行くときに、上履きを持っていくのを忘れた。それで、移動途中に靴屋に寄って手頃なのを買った。それがこれ。今上履きとして履いている靴の縫い目がほつれてきていて、この際だから新しいのに履き替えてもいいかなと思い、思い切って買った。

で、履き替えたかというと、まだ履き替えていない。今履いているのが、縫い目がほつれてきたとはいえ、まだまだ十分に履けるから。でも、せっかく買ったから、湯屋に行くときにでも履いてやるか。

 

【書】「寮」リョウ・つかさ・やくにん(No.393)

▼甲骨文

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▼金文

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形声。音符は尞(りょう)。宀(べん)は神廟(しんびょう)など大きな建物の屋根の形。尞はもと〓1(りょう)に作り、組んだ木を焚(や)く形で、警備するときなどに燃やす篝火(かがりび)、庭燎(ていりょう=にわび)をいう。篝火を焚(た)いて守る神聖な建物を寮といい、「つかさ、やくしょ、やくにん」の意味となる。(中略)わが国の古代の官制にも図書寮(ずしょりょう)・大学寮・雅楽寮などがあった。寮はわが国ではいま学生や社員のために設けた共同宿舎の意味に用いる。尞にめぐる火の意味があり、遼(りょう)ははるか、とおいの意味に用いる。<『常用字解』より>

〓1(『超漢字』の画像)↓

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【温泉】バイク故障につき内風呂。

 

【タイムラプス】2月19日(水)5:51〜7:06の伊豆長岡の空。37秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2847914548599737/?d=n