いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

テニス部の球そこここに草を刈る(あ)

【今日の一枚】テニスコート下の斜面。

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斜度は30度はあろうか。上がテニスコートで、下がサッカー部専用の第二グランドへ通じる坂道になっている。

茶色の枯れ草は梅雨に入る前に刈った草で、今日刈ったのはその下の斜面のまだ青いやつ。写真では雑草の丈がどれくらいかよく判らないが、イタドリなどは私の丈以上のもあって、今日の草刈りは1時間ほどだったけど、なかなかの重労働だった。

刈った草が重たくて、それをどかすのが大変だったというのもあるが、それよりも、ヤブ蚊がすごくて参った。大物の草を刈るたびに、俺らのすみかに何しやがるとばかりに一斉にヤブ蚊が飛び立ち、私に群がる。そいつらが目の前を旋回し、しまいには耳の中にまで入ってくるに及んで、これはかなわんと撤退することにした。やろうと思えば勤務時間的にあと30分はできたが、息を吸ったら鼻にまで入ってきそうな勢いだもの、それは無理です勘弁してください。

草刈機の操作にもだいぶ慣れてきたところではあるが、斜面をやっつけるとなるとそう簡単にはいかない。その昔、妙高のスキー場で傾斜40度の壁を転げるように滑り降りたことがあるが、そこまでは及ばないにしても、30度でも結構な斜度ですよ。足をしっかり踏ん張って草刈機を操縦しないと、下手をしたら崖下へ滑り落ちてしまう。

足を踏ん張るには長靴ではダメで、私は作業のときは丸先地下足袋を履く。その方が足にフィットして滑りにくい。が、刈ったススキの穂のような草の上に乗っかったとなれば話は別。そんな草に乗っかった日には、地下足袋であろうと何だろうとストップが効かない。きれいに足を持っていかれる。

だから、その手の草を刈った後は、波打ち際の砂に足をしっかり噛ませるような要領で、重なった穂の下の切り株に足を乗せながら次を刈る。それでもちょっと油断してバランスを崩し、浮いた足を刈った穂の上に乗せようものなら、これはもう下へ下へ滑り落ちるしかない。

素手ならいいが、手には歯がぐるぐる回っている草刈機を握っている。これはやばい。危険この上ない。それで今日、その「危険」をやらかした。刈ったばかりの細長い草に足を乗っけてしまったのだ。つるんと滑って尻餅をついたが、幸いにも回転歯は草の根に絡まってストップしてくれ、どこも怪我なくてことなきを得た。

一瞬ひやっとしました。いやいやどうして斜面の草刈りは難易度が高いぞ。

【書】「次」ジ・シ・つぐ・つぎ・やどる(No.174)

▼甲骨文

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▼金文

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人が口を開いてなげき、そのなげく息づかいが現れている形。欠(けん)は口を開いて立つ人を横から見た形で、二がその吐く息を示している。次・咨(し=なげく)・諮(はかる)は一つの系統の字である。〓1(せん=よだれ)は口を開いてよだれを垂らす形で、羨(せん=うらやむ)は犠牲(いけにえ)の羊の肉を前にして〓1(よだれ)を垂らしてうらやむの意味である。なげくの意味の字として咨が作られ、次は弐(じ=貳。ふたつ、ふたたび)と通用して、「つぐ、つぎ」の意味となり、次第(しだい=順序)の意味にも用いる。(後略)<『常用字解』より>

〓1(『超漢字』の画像)↓

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私の名前にもこの字が使われる。そうか、二は「なげく息づかい」を表していたのだったか。それで〓1は「口を開いてよだれを垂らす形」とな。なんだかあまりいいイメージじゃないなあ。

でも今の子たちの名前を見ると、はてなんと読むんだろうという字ばかりで戸惑ってしまう。そこへ行くと私の名なぞは読み間違えようがないから助かる。名前はシンプル・イズ・ベスト。「一」と書いて「はじめ」と読むのは究極のシンプルさで、これほど潔い名はない。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】7月3日(水)5:19〜7:32の伊豆長岡の空。33秒。

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