いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

初富士や我の気概もここにあり(あ)

穏やかな新年の始まりである。

この歳になると何事もないことがいちばんいいと、昨日、一二三荘で一緒になった枝雀氏と話し合ったが、こうして当たり前のように新しい年を迎えられることを何よりのことと思う。

脳裏には、去年4月に急逝した身近の人のことがあった。昭和20年3月生まれの、私より八つ上で、私の兄と同い年である。

その人も、本当は私と同じように今日の元旦を迎えるはずだった。なのに迎えられなかった。それが残念でならない。そして、明日は我が身。

年明け早々、暗い話になってしまった。やめよう、もっと明るい話をしよう。毎年1月1日のブログには、一年の抱負を書いているから、今年の抱負に頭を切り替えてみる。

今年やってみたいこと。それはなんといってもiPad Proで絵を描くことに尽きる。油絵でもない、水彩画でも水墨画でもない、何か、これまでになかった新しい描画を楽しんでみたい。

そのための第一弾として、iCloudのストレージを今日、200GBから2TBにアップした。これでストレージの容量足らずでiPodのバックアップができない、なんてことはなくなる。もちろん、これから溜まりまくるであろうデータの全てを、2TBもあれば余裕で保管しておけるし家族で共有もできるから、私にもしものことがあった時は(そこかい)、アクセス方法さえカミさんに教えておけば、後始末の処理に戸惑わないだろう。

ただ、これから死ぬまで月額1,300円の使用料を払うのは負担なことは確かだ。だがそれでも、3月まで毎月払っていたマンション管理費のことを思えば、これくらいの出費はどうってことないとも言える。

どうやら、今年は「終活」を真正面から見つめなくてはいけない年になりそうな予感。

孫が夕方、ママの車でやってきて、ママはとんぼ返りで小田原へ戻り、カミさんが横須賀なれば私一人で孫の世話。というわけで、いきなりてんてこ舞いの年の始めの初春です。

 

【写真】初富士。

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今日届いた賀状に返事を書き、下のコンビニまで歩いて行って投函する。坂を下りる間、正面に富士山が見えていたので、初富士をカメラに収めようとシャッターポイントをうかがいながら歩いた。
狩野川土手に出たら見栄えのいい富士山が撮れるはずだと、コンビニを出て下田街道を渡る。すると土手に通じる田んぼの畦に赤紫と白い花が咲いていた。近寄って見ると、これが「カワラナデシコ(河原撫子)」。のはずだが、アプリ「花しらべ」には花期が5月〜11月とある。咲く時期がとっくに過ぎている、ということはカワラナデシコではないのかな。でも、花の形がどう見てもナデシコなんだけどなあ。

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立ち上がると、道の反対側の柿畑越しに富士山が見えた。土手からの富士山を撮るのはこれまでも何度かあるが、ここからの富士山を撮るのは初めてである。柿はこの土地の名産でもあるし、柿の木と富士山の取り合わせもなかなか面白いと、今年の初富士の撮影はここからの一枚に決めた。


【タイムラプス】2019年1月1日(火)6:47〜8:44の伊豆長岡の空。29秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10218293602353639?sfns=st