いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

雨雫まで青青と夏蜜柑(あ)

朝から雨、雨、雨。梅雨らしい一日です。
雨の日は湯屋へ行かず内風呂で済ませる。あやめ湯へ通っていた頃は職場がすぐ近くだったこともあって、雨でも帰りに寄っていたが、今は職場が大仁になり、次第にあやめ湯から足が遠のくようになった。
足が遠のくようになると、だんだん敷居も高くなり、そのうちほとんど行かなくなってしまった。行かなくても一二三荘という湯屋があるし、私としてはこっちの方が泉質はあやめ湯よりも肌に合うような気がする。
それで雨の日は、それでもバイクで出かけ温泉に浸かりたいかというと、それほどでもない。湯から上がって雨に濡れて帰るのも嫌だし、それだったら内風呂で我慢するか、と、だんだんそうなってきた。
困るのは、買い物である。晩酌のつまみはたいてい湯屋の帰りに買うが、湯屋へ出かけないと買い物ができない。そういうときのために日持ちのするやつを冷蔵庫に保存してあるが、保存したことを忘れて腐らせてしまうこともしょっちゅうである。それでたまに来るカミさんにいつも叱られる。
今日は冷蔵庫に豆腐があることに気づいた。この前来たカミさんが「半額」の表示に釣られて買ったもののようだ。賞味期限が10日ほど過ぎていたが、そんなの平気だろうと冷奴にしてつまんだら、なんだか舌に酸い感触が残る。それでもどうってことないだろうと半分ほど食ったところで、俄然酸い感触が気になりだし、腹を壊して一人唸っている図を想像して箸を止めた。老人の一人暮らしとは、こと食に関して言えばそういうことなのかもしれない。
それで、食い残した半分の豆腐を潔く捨て、ベーコンスクランブルエッグを新たに作った。そのベーコンは一二三荘の帰りに寄る、ひらい精肉店で買ったものだが、さて、このベーコン、いつ買ったんだっけか。少なくとも10日は経っていないと思うが。


【写真】今年の甘夏の実。

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去年の甘夏の実がまだ2つ3つ枝にぶら下がっている。南隣の奥さんに、「手の届く甘夏を全部もらってください」と言ってあったけど、隣から手が届かなかったやつが幾らか残った。
もう甘夏収穫の時期もとうに過ぎ、果肉もパサパサしているだろうから、残った甘夏はマーマレードにするくらいしかない。けど、マーマレードを作るには数が足りないし、いちいち木に登ってもぎ取るのも面倒だから、朽ちて勝手に落ちるまでぶら下がったままにしておくことにした。
そうこうしているうちに、今年の新しい甘夏の実が、うずらの卵くらいの大きさに膨らんできた。結実の数は枝によってまちまちで、元気な枝にはびっしり付き、そうでない枝には1、2個と少ない。そういうのも育てて(実際は放ったらかしだが)初めて判ることで、別に大したことではないが、そういう発見が結構楽しかったりする。


【タイムラプス】6月20日(水)5:27〜7:44の韮山方面の雨空。34秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216666278311555/