いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

立葵下校児童のつと出でて(あ)

今日は担任の先生が通院で一日お休み。それで、1校時から帰りの会までずっと担任の代わりをした。
担任が不在の場合、本来なら常勤の先生が教室に来ることになっているが、今日は5校時の英語の自習時間に3年生の先生が来てくれただけで、あとは全て私一人だった。
勤務時間の都合で朝の会に私は出ない。今日も出なかった。それで1校時の5分前に教室に行ったら、「朝の会に誰も来なかったよ。でも、『先生のお話』以外は全部やったよ」と言う。そうか、誰も来なくてもやるべきことはちゃんとやっていたんだな、偉いぞ、お前たち。
3校時の体育は、子どもたちが集中力を欠いていると見た担当の先生が、怪我を心配して10分ほど早く授業を切り上げた。そんなことはこれまで一度もなかった。それで私は子どもたちの集中力欠如が担当の先生のお怒りに触れたと思い込み、今後の体育の授業のことも考えて、ここは速攻で子どもたちに謝らせるべきだと判断した。子どもたちも私の意向をおおむね受け止めて、給食後、体育担当の先生ところへ行って謝ってくれた。
これは担任でもない私が判断すべきことではないかもしれない。子どもたちの中には、なんで謝らなければいけないと不満を漏らす子もいた。でも、私があの子たちに伝えたかったのは、自分に悪気がなくても、自分の取った行動によって相手が不快な思いをすることもあることを知ってほしい、ということだった。
私はでしゃばったことをしたのかもしれない。でも私は、あの子たちがいずれ社会に出て荒波に揉まれることを思うと、ここは看過できなかった。
今日はたまたま担任不在とあって、一介の支援員に過ぎない身分でつい担任みたいなことをしてしまったが、それもこれもあの子たちのことを思ってしたこととご容赦ください。


【写真】タチアオイ(立葵)

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通勤時に通る小学校の脇を、狩野川へ注ぐ川が流れている。その川に架かる橋の手前で信号停止していると、立葵の一叢が目に入った。そこでわざわざ青信号をやり過ごし、立葵の前の道にバイクを停める。
iPhoneをかざすと、ふと下校するランドセルの子が視界に入った。すると、その子は小走りで私の前を横切った。撮影の邪魔をしてはいけないと思ったのだろう。
その子が横切ってから、小学校の裏門の方から今度は二人三人とランドセルの子が出て来た。それで、その子たちが私のところまで歩いてくる間に、急いでシャッターを切った。

そのとき、今日のタイトルの句がぱっとひらめいた。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】6月12日(火)5:13〜7:24の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216597070421401/