横浜から教え子4人がバイクを連ねて遊びに来た。
昼飯を食わずに向かうから、昼飯を食うのにいい店を見繕っておいてくれと、あらかじめLINEで連絡を受けていた。それで吉奈温泉の「東府やベーカリー＆カフェ」がよろしかろうと返事しておいた。
午後1時までには着くと言ってよこしたが、実際に着いたのは1時を過ぎていた。北隣のご夫婦がちょうど庭仕事を終えて家に入るところで、そこへいきなりバイク4台が私の家の前に停まったものだから、なんだ、どうした、なんの騒ぎだという目で私を見る。どこぞの暴走族のプチ集会を思ったのかもしれない。まあ、この界隈ではついぞ見かけない光景でしょうから、驚くのも無理からぬところ。
4人は高校時代からの仲良しバイク仲間で、うち3人は4年前の4月12日に我が家を訪ねている。もう一人は今回が初めて。
1時半過ぎに家を出る。私がスーパーカブで吉奈温泉までの道案内を引き受ける。時速30キロしか出ない私の後ろに高速道路をぶっ飛ばしてきたでかいバイクが続くのだから、なんとも妙な具合である。トロトロ走る私を決して追い抜かないから、どうにも尻がむず痒くて仕方なかったぞ。
吉奈温泉には30分ちょっとで着いた。午後2時を過ぎた時間帯で店の客はさほどでもなく、足湯のカウンターには待ち時間なしで座れた。川のせせらぎに耳を預け、薫風にさわさわ揺れる新緑を眺めながら、足湯に浸かりパンを頬張る。今回私を訪ねるのが初めての人はよほど腹が減っていたとみえて、パン4個をペロリと平らげた。あいつ、あんなに食いしん坊だったっけ？
吉奈温泉から下田街道に戻り、そこで、よんどころない事情で横浜に帰らなければいけなくなった人と別れて河鹿の湯に向かう。窓の下を流れる狩野川ではルアーを放っている釣り人がいた。ルアーだから鮎ではない。だいたい鮎はまだ解禁になっていない。アマゴ狙いだろうか。そういえば釣りもしばらくやってないなあ。
帰りは狩野川の右岸を通り、ひらい精肉店で肉を買い、アピタで野菜を買う。これで定番の「せんべい汁」と焼肉でどんちゃんやるつもりだったが、肉を焼く前にみんな焼き鳥や練り物で腹一杯になってしまった。「せんべい汁」は大鍋にどっさり作ったが、用意した焼肉用の肉は焼かずじまい。ああ、手付かずの伊豆牛肉と塩カルビ肉をどうしよう。というわけで来週は、肉、肉、肉の一週間になりそうです。
【写真】教え子が作った玩具。
孫にとわざわざ作って来てくれた。スロープをへこへこ降りてくる仕草は、孫でなくても見ていて楽しい。なんか癒されます。ありがとね。
【温泉】湯ヶ島・河鹿の湯。
前回、河鹿の湯に浸かったのは去年の9月19日だから、約８ヶ月ぶりですか。その日の写真を見たらバイクはまだスーパーカブでなくTodayだった。
【タイムラプス】5月12日（土）5:54〜7:56の伊豆長岡の空。30秒。
https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216351580604309/
