いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

小首揺れ小菊木漏れ日風薫る(あ)

【写真】庭のゲンペイコギク(源平小菊)。

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甘夏の木の下に群生している。今ぶら下がっている甘夏の実を全部もぎ取り、マーマレードでも作ろうと思って近づいたら、白い小さな花が群れて咲いていた。この場所には毎年ドクダミが花を咲かす。
確か去年はここにゲンペイコギクは咲いてなかったと思う。ほとんど手入れをしない庭だけど、年々庭木の成長していくのが判り、こうしてニューフェイスに出会うこともあったりして退屈しない。同じ季節でも毎年違う顔を見ることができて楽しい。
「源平」と名のつく由来を知りたくて「花しらべ」で調べたら、「花色が白色から次第に淡紅色に変化する様子を源平に例えた」とある。すると、この白色はやがて淡紅色になるのだね。んだば一つ、色が変わる瞬間を写真に捉えてみますか。
別名、「ペラペラヨメナ」。おしゃべりなうちのカミさんみたい。花言葉は、「遠くから見守っています」。こっちはうちのカミさんと真逆。


【絵日記】日本酒(No.17)

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今回の絵は仕上げるのに4時間かかった。酒瓶のラベルを精細に描こうとしたからだ。
「絵日記」を始めた時は、そんなに時間をかけずに15分くらいでささっとスケッチすることを目指していた。なのに、iPadとApple Pencilを手にしたことで、ささっと手軽にというわけにもいかなくなった。今ではすっかりそっちの方にハマっている。
面白い。これまで知らなかった機能を学習するにつけ興味がどんどん膨らんでいく。特に鉛筆画が面白い。Pencilの筆圧や傾き加減で、濃くなったり薄くなったりかすれたりして、まるで本物の鉛筆のようだ。最近は彩色のコツもつかみつつあって、その分時間はかかるけど益ます面白くなってきた。
時代はまだまだアナログの絵画に芸術的価値を置く傾向にあって、世の美術大学では油絵とか水彩画とかの伝統的技法を中心に教えるらしいのだけれど、東京藝大大学院映像研究科のように、昨今はデジタルのアニメーション表現を芸術として捉える動きも一方ではある。
芸術としての絵とは何かと問われても、私はこれだと咄嗟には答えられない。けれど、手に持つものが筆であろうがペンであろうがタブレットであろうが、描いて楽しいと思えるものであれば、私はそれでいい。
どうしても描かないではいられない魂の叫びがあって、それを見る人がそこに心を通わせるとき、人はそれを芸術と呼ぶのかもしれない。だとすれば、私の描く絵は芸術とは真逆の方向を向いている。ただ好きだから、面白いから、楽しいから描いている。所詮趣味なんだし、それで十分だと思う。


【タイムラプス】5月4日(金)7:00〜9:13の伊豆長岡の空。33秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216288402704901/