いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

友悼み見下ろす囲碁の街西日(あ)

身近の人のお通夜。

最初は家族葬のつもりでいたが、喪主の奥さんが、やはり生前親しくしていただいた方々にもお見送りしてもらいたいと思い直し、広く声をかけることになった。それが昨日の朝。

急ぎ今年の旧同僚の新年会を取りまとめた人に連絡をし、100人ほどが集まった。

葬儀は奥さんの意向で「自由葬」の形を取った。坊さんの読経はなしで、今日に至るまでの奥さんの話から始まり、続いて5人の人が参列者を代表して思い出を語った。

私は3番目に名を呼ばれ、思い出を語った。語ったのは、平塚で呑むようになった経緯、互いにヘボ碁ながら月例の碁会を楽しみにしていたこと、3月の碁会が体調不良で流れ残念がっていたこと、4月の碁会をいつにするか電話を入れたら入院闘病中であると知って驚いたこと、あまりの急展開で今日を迎えまだ心の整理ができていないこと、などなど。そして最後に、あちらの世界でまた碁を打とうと呼びかけて締めくくった。

その後の焼香では、身近の人が好んで聴いたモーツァルトの曲が流れた。モーツァルトがお好みだったことは知っていたが、それよりも私の印象に残っているのは、本田路津子の「秋でもないのに」であり、カラオケでむりやりに歌った「カスバの女」である。でも、焼香のBGMに「カスバ……」はさすがに似合わない。

通夜がひけて、囲碁メンバーと元同僚女性と4人で「海楽人」にタクシーで向かう。ご主人には昨日、身近の人が亡くなり、今日の通夜の後で顔を出すかもしれないとメッセージを送ってあった。

行ったら先にご主人のお父さん(元同僚)が、これまた元同僚とその奥さんの3人を連れて来ていた。

ご主人に身近の人のボトルが残ってないか訊いたら、あると言う。それでそれを飲み干し、改めてボトルを入れる。首からぶら下げる札の名は、もちろんそのまま。そして、身近の人の命日4月26日を「海楽人忌」と定め、亡き人を偲ぶ日とした。

 

【写真】今日の宿。

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昨日、ネットで予約した。ゴールデンウィーク初日の土曜とあって、目当てのビジネスホテルはどこも満室。唯一「あと1部屋」と赤字で記されたここに急遽予約を入れた。予約を入れた後で喫煙室と気づいた。でも、そんなの全然気にしない。予約ができただけでよしとする。

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10階の部屋からの平塚の街の様子。2011年に閉館した百貨店「UMEYA」の看板が見える。

 

【タイムラプス】4月28日(土)5:34〜7:44の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216238932548178/