いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

閃きの一手の欲しや芝青む(あ)

【写真】定石の勉強。

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碁石を並べて定石の勉強です。
いつも序盤でポカをして形勢が悪いまま終局になるパターンが多いので、春休みを利用してじっくり定石の勉強をしようと思った。囲碁サロンの上段者と対等に打ち合えるようになりたいという一心です。
お手本としたのは初版が昭和36年で、改訂第2刷が昭和51年という本。だいぶ古い。去年、藤沢の古本屋で買った。だから「日本棋院の基本シリーズ 1」となっているが、2巻以降は手元にない。でも、定石をほとんど知らずに碁を打っている私としては、まずはこの1冊から手ほどき受ければよかろうと思っている。
はしがきに、「定石の中に含まれるいろいろな手段は、それが実力で打てるとしたらゆうに高段者といっていいぐらい、高度な内容を有しているのです。したがって、ただ手順を丸暗記するだけでは徒労というべきでしょう。むしろ気楽に定石をならべて、その中から断片的にでも筋や形、戦いの急所といったものを理解するほうが懸命です」とある。
「丸暗記するだけでは徒労」だって。「断片的にでも筋や形、戦いの急所」を理解せよ、だって。よ〜し、ならば実際に石を並べて、筋や形を目に焼き付けようじゃないの。
丸暗記するだけでは徒労だと言うけれど、その謂は、丸暗記して筋や形を覚えることは必要だが、ただ丸暗記だけで理解した気になってはいけないというところでしょう。なぜそれが「筋」で「形」で「戦いの急所」なのかを理解しなければいけないということでしょう。こう打てばどういう展開になるか、考えられる様々な展開を、実際に石を並べて理解せよとの教えだ。
最近とみに物忘れが多くなった頭に、果たしてどれだけの覚えが蓄えられるか判らないが、上段者と対等に渡り合いたい一心で、せいぜい精進に励もうと思います。
晩年の中野孝次先生(大学でドイツ語を教わった)のように、囲碁に勤しみ、日本の古典文学に親しみながら日々を過ごせるといいなと近頃思う。できればハラスのような犬も飼いたいけれど、そればかりは無理だな。うちはカミさんを筆頭に娘も孫も犬嫌いだものね。生身のペットがダメなら新型aibo(4月3日午後8時に限定販売される)はどうよ、と密かに狙ったりするが、これとてカミさんに言えば「なに考えてんのよ」の一言でこき下ろされるのがオチだな。やめとけ、やめとけ。

【温泉】一二三荘。
去年、学童で世話した子がお父さんと来ていた。去年は小学4年生だったから、この4月から6年生だ。「◯◯君?」と声をかけたら、コクリと頷いた。「元気?」と言ったら、それには反応がなかった。私と知ってバツが悪かったのかもしれない。私もそれ以上は言わなかった。
この子は、満期を待たずに途中で退所した。一つ違いの妹さんがいて、その子とは昨夏の学童の手伝いで再会している。妹さんは新しいお父さんに馴染まず、お父さんがお迎えに来ても一緒に帰りたがらなかったっけ。今日は一緒に来ているのかなと、それとなく隣の女湯の声に耳を向けたが、それらしい声は聞こえてこなかった。まだお父さんとはうまく行ってないのだろうか。

【タイムラプス】3月22日(木)6:10〜7:17の伊豆長岡の空。33秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215928290542322/
1時間くらい撮影していたら、にわかに雨が降り出してiPhoneを取り込んだ。それで、韮山方面にカメラの向きを変えて撮り直したが、2時間ばかりの動画がすっかり白茶けて使えない。なぜ白茶けたのだろう。判らない。

【歩数】558歩。