いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

蝋梅の俯くほどに黄の匂ふ(あ)

突然の避難訓練(火災)で驚いた。
たぶん朝の打ち合わせで実施の説明はあったのだろうが、朝の打ち合わせに出ない私はそのことを知らない。
知らないで4校時の授業支援でパソコン室にいたら、突然警報が鳴り、保健室から出火したと放送があった。最後に「これは訓練です」とアナウンスがあり、そこで初めて避難訓練だと知った。
担任の先生は落ち着きはらって、グランドまでの避難経路を子どもたちに指示する。子どもたちは名簿順にさっと並んで口にハンカチを当てながら階段を下りる。私もハンカチを口に当てて列の最後尾につく。
階段を下りると防火用扉は閉ざされ、通行用の小さなドアだけが係の手によって開けられていた。煙のきな臭いにおいが漂っている。階段を下りた突き当たりが職員室で、右へ曲がると保健室、左が木工技術室になっていて、訓練は保健室から出火したという想定だから右へは行けない。担任の先生は木工技術室を突き抜けてグランドへ誘導した。
その間みごとに無言。日頃から、移動の廊下は列を乱さず無言で歩くことを徹底している成果がここに現れた。
グランドには避難した子どもたちが続々と集まって来る。保健室横の昇降口から避難してきた集団があったが、さすがにそれは反則だろう。実際に火災があったときは出火元の横を通るはずがない。ぐるり遠回りして体育館裏を回るルートを選ばなくてならない。ところが、体育館裏は険しい崖になっていて、土砂崩れの危険があるからというので普段は通行禁止になっている。そうは言っても、今日のような緊急事態が実際にあった場合は、通行を認めてもよいでしょう。
私は後で避難訓練だと知ったが、ずっと知らされないままの人たちがいた。給食センターの職員の方々である。後で聞いた話によると、防火シャッターが開かず、給食配膳室に閉じ込められてしまったのだそうだ。外部の人に避難訓練の実施を知らせてなかったらしい。
今回の抜き打ち避難訓練で出てきた諸々の課題はこれから先生方で話し合って改善するという。ぜひともそうしてほしいものです。

【写真】蠟梅。

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職場の帰り、旧下田街道をバイクで走っていて目に留まった。
蠟梅は「梅」の名が付いているから梅の一種かと思っていたら、全く別物らしい。クスノキ目・ロウバイ科なのだそうだ。
蠟梅は、「土壌をあまり選ばず、かなり日陰のところでもよく育ち開花する丈夫な花木である」(Wikipedia)というから、この時期は咲く花の乏しい我が庭にも植えてみようかな。種まきから育つというし。
蝋梅といえば北條寺(バイクで約10分)。そうだ、久々に北條寺に行ってみようか。あそこには250本ほどの蝋梅が植わってあり、ボツボツ境内に甘い香りを漂わせ始めているのではないかな。毎年1月下旬か2月上旬に「蝋梅祭り」が行われ、確か蝋梅の苗も販売していたはず。そこで苗を買って来て、家の裏にでも植えてみるべえか。香りは隣家にもお裾分け。

【タイムラプス】1月12日(金)6:16〜7:58の伊豆長岡の空。25秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215248510228239/

【歩数】3,840歩。