いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

秋霖の夕や色づく七変化(あ)

【写真】ランタナ(七変化)。

f:id:jijiro:20171015104324j:image

夕方、歩数を稼ぐために近所を散歩する。傘をさしながら雨の坂を下りると、メインの広い通りへ出る角の家の前に、紫陽花をクシュンと小さくしたような花がいくつも咲いていた。
よく見かける花だけど名前が判らない。前に一度「花しらべ」で調べてみたことがあるが、その時は、検索で出た一覧の画像からこれだと特定できなかった。
「花しらべ」というiPhoneアプリは、例えば道端の花を写真に撮るとその場で花の名を教えてくれる優れものだが、いつもいつも正確にヒットするわけでもない。だから、ときどき(曇り時々雨くらいの確率で)特定できないこともある。それでも「花しらべ」のおかげで、これまで知らなかった花の名を知ることができたのは確かで、使い勝手は未だ完璧ではないながらも、花音痴の私には重宝なアプリとなっている。
その後、何度かのアップデートで登録の花が増えていることを期待して、駄目元でこの花を写真に撮って検索してみた。そうしたら、登録された画像の中にピタリ一致するのがあった。それでこの花は「ランタナ」というのだと知って喉のつかえが取れた。
花期は1月〜12月とある。ということは、一年中咲いている? そんな花なんてあるの?
ちょっと疑わしいと思って、ネットで検索してみた。今度は花の名を知ったので検索はわけない。すると「みんなの趣味の園芸」(NHK出版)のサイトに、花期は5月〜10月とあった。<https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-256
同サイトの説明に、「開花期間が長く、丈夫なので、(中略)寒さにも比較的耐えるので、関東地方南部では戸外でもよく冬越しします」とあるところをみると、ランタナは一年中咲いている花というのもまんざら嘘でもないことになるか。
不思議だよね。いや、一年中咲く花があるのが不思議なのではなく、この私が、「花しらべ」で知った花期を疑って、別ルートで本当にそうなのかを確かめようとしたことが不思議、だということ。
ブログを始める前の私は、そんなのをいちいち調べたりする人ではなかった。まあいいかといういい加減さでうっちゃっておくのが常だった。それが、ブログをきっかけにそんなことをする人になってしまったのだから、人生どうなるか判らねえから不思議さ。
ブログは今や私の中ではなくてはならないものになっている。ブログがなかったら生きてはいけない、ほどではないにしろ、少なくともそれに近い精神の支えにはなっている。
ブログを書く時は、ブログを読んでくれる人のことを常に意識している。私のブログへのアクセスは一日平均数十前後と決して多い数ではないけれど、ああ、この画面の向こうに私のブログを読んでくれている人がいるんだと思うと、それが励みになって書く気がモリモリ湧いてくる。
ブログのネタを見つけるために雨の中を散歩に出るようなことは確かにある。だけど、それは悪いことではない。むしろ良いことだと思っている。
ブログのために何かをするというのは本末転倒のようだけど、決してそうではない。ブログによって、自分の見たり聞いたり感じたりしたことを語れる環境を持つことができたのは素晴らしいことだし、第一、生活に張りが生まれた。ブログを書くようになって人生が数倍楽しくなったと言っても過言ではないと思っているのである。

水墨画奥多摩鳩ノ巣渓谷(No.72)

f:id:jijiro:20171015104609j:image

さほど流れの早くない渓流の様子は描けたと思うが、全体にぼ〜っとぼやけた絵になってしまった。水墨画、苦戦してます。

【温泉】水晶苑。

【タイムラプス】10月14日(土)6:38〜8:57の韮山方面の雨空。34秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214482141549501/

【歩数】2019歩。