いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

五年後も二十年後も八重桜

今日木曜はプラごみの日。
引越の荷物整理で出たプラごみをまとめたら30L袋で4袋になった。未整理の箱がまだ5箱ほどあるから、同量のプラごみがこれからも出る予定。
プラごみを捨ててそのまま伊豆長岡の銀行へ向かう。今回カミさんが伊豆へ来た二つ目の理由は、銀行のキャッシュカードの再発行手続きをするため。
先月ATMでカードを使おうとしたらエラーが出て使えなかった。それで銀行へ回ってエラーの原因を尋ねると、それはICチップの不具合でしょう再発行の手続きをしてくださいとのこと。
カードが自宅へ届くのは1週間から10日ほどかかりますと言われ、ちょうど引越でバタバタしていた時期でもあり、届けられる日が引っ越した後になる可能性も考えて、再発行手続きを見送っていた。ただ、カードはそのままカミさんが所有していたので、口座名義人の私に再発行の手続きをせよとカードを渡しに伊豆へ来たのである。
カミさんが伊豆に来ると体重が増える。ほれ食えやれ食えと料理をやたら作るので食わないわけにもいかず、ついつい食い過ぎてしまう。私が糖尿病だと知っていながら、そんなの構うもんかの勢いで次から次へ皿が並べられる。糖尿病のことをまるで気にしていない。本当に私がどうなってもいいと思っている気配である。それで私はと言えば、却ってその方が気が楽なのである。
カミさんは私と一緒に食事をしない。会話はする。カミさんは例えば天ぷらを揚げながら、東京の施設に世話になっている実母のこと、横須賀の実家で一緒に住んでいる長男のこと、新宿四谷で独り暮らしをしている次男のこと、小田原に嫁いだ長女や孫のことをよく話す。私はそれを囲炉裏で聞きながら揚げたての天ぷらを口に運ぶ。いつの頃からかそんなスタイルができてしまった。
互いに向き合って食事したいと思っているわけではない。長年連れ添った夫婦ってそんなもんだろうなと思っているだけである。(あ)

【写真】満開の八重桜。

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ちょうどこの樹の根元にコンポストを置いており、台所の生ごみをポンポン捨てている。それが肥料になっているのかどうか知らないが、ここだけ花の咲き方がひときわ力強く感じる。
浴室の窓から見える椿なんてもっとたくさん花をつけていいはずなのに、毎年ポツリポツリとしか咲いてくれない。梅の隣にある紅白2本の椿も同じ。
椿は常緑樹だから目隠しにはなるが、咲く花が少ないとやはり寂しい。剪定は一切しないから、枝はうじゃうじゃ伸び放題になっているし、追肥もしたことがないから、大量に花を咲かせるところまで栄養が及ばないのかもしれない。
これまた引越の荷物整理をしていたら、この家を買った5年前当時の写真が出て来た。斡旋してくれた不動産会社の方が撮った写真である。その写真を見ると、庭に植えられた樹木の丈が今と比べてことごとく低く、ああ5年も経てば樹木はこんなにも伸びるんだと実感させられる。
それで、さらに5年10年経ったらどうなるかを考えた。何も手を加えないでそのままにしておいたら、我が家はきっと庭木に覆い尽くされてしまうだろうと想像し、脚立に上って剪定できる丈のうちに剪定しておこうと思った。
唯一例外はこの八重桜かな。これにはどんどん枝を伸ばしてもらいましょう。そうすれば10年後はデッキで花見ができる高さにまでなっているかもしれない。それまで生きていればの話だが。

【大仁・一二三荘】16:48〜17:34(1→1人)
あやめ湯定休日につき。一人貸切状態でした。

【タイムラプス】4月20日(木)11:00〜13:13の伊豆長岡の空。33秒。

【歩数】1,744歩。