いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

木漏れ日の射す学舎の寒九かな

【写真】放課後児童教室の南窓から見た風景。梛(なぎ)の木の枝を大きく揺らしながら北風が吹いていた。

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午後2時半、おやつの準備を終え、子どもたちの登所を待つ。スタッフルームでは、来年度4月に入所してくる子どもたちの名前の読み方で盛り上がっている。

「たいが」じゃなくて「たいがー」って、棒(ー)が付いてるよ。たいがーちゃんて呼ぶのかしら。「道」と書いて「たお」ちゃん、う〜ん読めない。(いえ、中国語ではそう読みます)

3月で今の仕事を辞める私は、一人蚊帳の外の気分。何となくスタッフルームに居づらくて、テーブルを離れ、がらんとした教室の窓から木漏れ日を眺めながら、ああ、あと2ヶ月半もあるんだなあとため息を吐く。

3月で辞めることはリーダーにだけ告げてある。今月の誕生日会はリーダーと私とペアで係になっていて、先日リーダーから「仕事にも慣れたことだし、今月のお誕生日会を先生にお任せしていいですか? 来年もあることだし、やってみてください」と言われ、「いえ、来年はいません」と言ったものだ。

その時のリーダーの反応は、えっ、そうなの? ではなく、あ、そう、という感じの軽いものだった。日頃の私の醸す雰囲気から、もしかしたら私のことを今年限りで辞めると読んでいたのかもしれない。よしんば読んでいなかったとしても、後釜はいくらでもいるから、私が辞めたとて別に痛くも痒くもないといった軽さなのだろう。まあ、そんなところですな。

そして今日、2月1日(水)に実施予定の来年度入所説明会の話がリーダーからあった。

この日は学校説明会の日で、それが終わった後に、児童教室の説明会を入所希望の保護者に対して行うことになっている。その時に誰が保護者に説明するのか。その説明する人を今日決めた。

リーダーが、「説明は、できれば来年もここに残る人にお願いしたいんだけど。誰かやってくんない?」と言ってテーブルを見渡す。こういう場合、人は大抵下を向く。私も下を向いた。

普通はリーダーがその役目を担うところだが、リーダーは今の職場に4年勤めた人で、来年度は他所の教室に異動しなければいけない(そういうルールになっている)。それで、誰かやってくんない?となったわけだ。

誰も名乗りを上げなければ、最後のご奉公のつもりで私が務めてもいいという心算はあったが、私とて来年いなくなる身であればやはりそれは避けたいところ。だから、そのことを知っているリーダーが、◯◯さん、どう?  と振った中に私が含まれていなかったのは当然なのであるが、でも、声をかけてもらえなかったのは、正直言って寂しいものがあります。

さて、4月からどうしましょうかねえ。もう1年ばかり働くとして、うまい具合に働き口が見つかればいいのだが。(あ)


【タイムラプス】1月13日(金)6:28〜8:32の伊豆長岡の空。30秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/1310790378978836/


【あやめ湯】18:32〜19:08。7→6人。


【歩数】2,543歩。