いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

五月雨にフランス菊は白増せり

今日は本の読み聞かせがあった。市立図書館からボランティアの方がやってきて、小学1、2年を対象に本を読み聞かせたり紙芝居をしたりする。隔月で実施する。
去年までは小学4年まで全学年を対象にしていたようだが、3、4年があまりに騒がしくするので、今年から3、4年は参加させないことにしたという。読み聞かせる本や紙芝居はボランティアの方の判断で選ぶのだろうが、選ぶに際して、どうしても低学年を対象にしたものに傾くのは仕方がない。そうなると小学3、4年の子どもたちは、幼な過ぎる、つまらないと、周りにちょっかいを出したりおしゃべりを始めたりする。それで終いにはスタッフの怒りを買ってつまみ出されることになる。
興味を持てる内容が小学1年と4年とではまるで違いすぎるから、一緒に静かにお話を聞きましょうなんて言っても土台無理なのだ。去年などは、邪魔だから出て行けと言われた3年(今年4年)のやんちゃ君たちが「やったぁ、ラッキー!」と言いながら嬉々として出て行った、てなもんである。
これに似たことなら私も4月早々に経験している。それは本の読み聞かせではなく「お誕生日会」のことだった。4年の仲良し男の子3人が遅れて登所し(グランドで遊んでいたらしい)、会の始まった途中で全体に加わったのだったが、3人で勝手な話を始めたために会の司会をしていたスタッフリーダーから退場命令が下された。そのとき「やったぁ、ラッキー!」と言って本館から出て行ったのだ。
すぐに私が後を追い、第二学習室に入った3人を座らせ説教を垂れる。
「あそこでラッキーはないだろう。邪魔だから出て行きなさいと言われたんだぜ。悔しくないのか。そんなんでいいのか」
「だってお誕生日会なんて、つまんないし、出たっておもしろくないもん」
「君たちだって、前に、お誕生日おめでとうって言われたんじゃないのかい?」
「代表の子が言うお祝いの言葉だって、先生が考えた言葉をただ言うだけだし、言われてもありがたくないし、別に祝ってくれなくたっていいし…」
「そんなことはない。祝ってもらえることはありがたいことなんだよ。嬉しいことなんだよ。今度は君たちがみんなを祝ってあげなよ」
…それからその子たちともうちょっと話をしたが、学童保育に対する不満がぽんぽん出てきて、さて、この子たちのそういう思いをどう汲み取っていけるか、どう支援していけるか、私に何ができるかを、しばし考えさせられたのでした。
写真は、庭のヒュウガミズキの前に咲いたフランス菊。

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朝、田京駅からのタクシーを下りて、雨降る中を玄関まで急いだら、そこだけ白く光っているように見えた。これまで庭に咲いたのを見たことがなく、最初、マーガレットかなとも思ったが、そんな洒落た花が蓬生の我が庭に咲くわけがないとiPhoneアプリ「花しらべ」で写真に撮ったら、フランス菊という花であることが分かった。
フランス菊とマーガレットは花の形がそっくりで、よく間違えられるのだという。見分けるには葉の形を見る。葉が鋸歯のようにぎざぎざになっているのがフランス菊で、マーガレットの葉は春菊のそれに近いとネットの説明にあった。ちなみにフランス菊の花言葉は「忍耐」。(あ)
あやめ湯(18:36〜19:18)3→2人。

3,555歩。