いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

短冊に書かれぬ願い虎が雨

この土日は藤沢に戻らなかった。土曜が午後出勤だったから。午後6時半に仕事を終えて、あやめ湯へ行って家に帰って支度をしてとなると、早くても辻堂に着くのが夜の10時半になってしまう。その日のうちにどうしても藤沢に戻らなければいけない用事があるわけでもなければ、そのまま伊豆にいて月曜の出勤に備えたほうが体が休まる。というわけで、昨日の日曜は伊豆でのんびり過ごした。
今日出勤して「奥さん、寂しがっているんじゃないの?」とリーダーに冷やかされたが、「うちのカミさんはそんなタマじゃありませんよ、亭主元気で留守がいい、タンスにゴン、ですよ」と言っておいた。実際そうなのである。一人でいたほうが気楽だと考える人なのだ。
そういう点では私と意見が一致する。互いに一人でいたほうが気楽だと思いながら夫婦をやってるんだから世話はない。あと何年生きられるか分からないし、明日ころっと逝っちゃうかもしれないから、今のうちにやりたいことをやっておくんだといつも言っているが、そんなこと言う人に限って長生きするんだよとカミさんはやり返す。この世とおさらばするのは絶対に私のほうが先で、自分はずっと長生きするとカミさんは信じて疑わない。でもまあ、たぶんそうなる。
私としては、とりあえず何事もなければあと10年は生きてみようかと思っている。生きてみようってことは何かやりたいことがあるってことだね。あるんだ、いっぱい、やりたいことが……。10年では足りないくらい、いっぱいあるんだ。今後10年でとてもやりきれない気もするが、やりきれなかったらそのときはまたそのときで、もう少しお迎えを待ってもらうようお願いしましょ。
写真は、スタッフルームで折った七夕用の折り紙。普通の大きさの折り紙を4分の1に切ったのを平行四辺形の形に折り、そのパーツを色違いに6個組み合わせてキューブを作る。これに糸を通して下に短冊をぶら下げるのだという。

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なかなか凝った七夕飾りです。子どもたちにはキューブを組み立ててもらうことにして、我々スタッフは6個☓95人分=570個のパーツを折ってそのお膳立てをしておくのだそうだ。私もひと通りキューブの組み立てまでやってみたが、立体パズルを作っているみたいで面白かった。私は、ジグソーパズルは好きではないが、こういう工作めいたものは好きなのです。
問題は、肝心の子どもたちがこれを面白がるかどうかだ。小学1、2年はちょっと厳しいかな。でも小学3、4年あたりはもしかしたら面白がって取り組むかもしれない。ただ単に短冊に願い事を書いて飾るだけというよりはいいんじゃないかな。
短冊を吊り下げる笹はどうするんだろうと訊いたら、引きずって運んでくるのも大変だし後始末も大変だから去年から使わないことにした、天井から吊るすだけと言う。それでいいと思う。
さて、今どきの子どもって、短冊にどんな願いを書くのだろう。実はそこにとても興味があって、ずらり吊るされる願いを見るのが今から楽しみなのである。
私ですか。私だったら何て書くだろう。いっぱいありすぎてきっと書ききれないな。でも一つに絞れと言われたら……う〜ん、やはり◯◯◯◯かな。何をするにもこれが基本ですもんね。私もこれを書いて一緒に吊るしてもらおうと思っています。(あ)
タイムラプスは、5月9日(月)5:00〜7:00の伊豆長岡の空。

1,638歩。