いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

甘夏の花夭夭と咲き満てり

庭を眺めながらコーヒー飲んでいたら、南隣の家の庭から草刈機の音が聞こえてきた。そして反対の北隣の庭からは、杭か何かをハンマーで叩く音が聞こえてきた。両方から、がりがりとんとん、である。何もしていないのは我が家だけ。いえいえ、今日は私だって菜園に肥料を撒いてミニトマトを植えようとしていたんですよ。ただ動き出しが一足遅かったというだけのことなんです。
ミニトマト植え付けの前にやるべきことがあるんじゃないの? 庭の草を刈らなくていいのかい? お隣さんはやってるよ。それにしても、大して広い庭でもないのに(失礼)草刈機で草を刈るのはちと大仰でないかい? と思いながら音のする方を見たら、草刈機を操縦しているのは奥さんの方で、旦那は剪定バサミで生け垣の形を整えていた。役割分担が逆のような気がしたが、まあ夫婦仲良く庭の手入れをしているのは微笑ましい限りです。我が家は十中八九そういう展開にならないからね。
草刈りも大事だけれど、ミニトマトの植え付けも大事。植え付けは時期を逃すわけにはいかないので、私の場合は草刈りよりもミニトマトの植え付けが優先される。お隣さん、とくに敷地の高さがほぼ同じ北隣の家には申し訳ないが、もう少し草刈りを待っていただきましょう。
北隣の奥さんは、とにかく庭いじりが大好きで、雨の日以外は大抵庭で体を動かしている。きれいに手入れされた庭と雑草生えまくりの我が家との境界にはブロックが埋め込まれてあるのだが、なに、ブロックがなくたって隣との境界は一目瞭然で、手入れをするのとしないのとではこんなにも違うものかと思わせるお手本のような違いなのである。お隣さんが丹精込めてきれいに保っている庭の向こうにむさ苦しい雑草がぼうぼうと生えていたんじゃ申し訳ない、とは思うのだが、家の裏は自分がほとんど目にしない空間だから、気持ちがなかなかそっちへ向かないんですよね。どうしても明かり障子を開けて見る南側に気が向いてしまう。そうは言っても、やはり近所付き合いってものもあるでしょうから、隣の人が不快に思わない程度には手入れをしないといけませんね。
草刈機の音がしているうちにと、サイクルスポーツセンター近くの「まごころ市場」へ行って「イエローミミ」という品種(1本100円)を5本買ってきた。去年もここで、品種は違うけれど、ミニトマトの苗を買っている。ここの苗は丈夫で安いのだ。
今日市場に出ていた苗は「イエローミミ」しかなく、欲しかった「アイコ」はなかった。それで「アイコ」を田京のホームセンターで買うことにして帰りに寄ってみたのだったが、売っているのは育ちすぎて茎がひん曲がった苗ばかり。とても買う気になれず、支柱だけ買って帰ってきた。
家に荷物を降ろして、そのまま修善寺のホームセンターへ向かう。ここに小さいがしっかりしたアイコの苗(1本198円)があったので3本ばかり買ってきた。
植えたミニトマトは全部で8本。10本にしたかったが、去年の葉の広がり具合を思い返して、欲張らず8本にとどめた。7月からの収穫が楽しみです。
写真は、甘夏の白い花。

f:id:jijiro:20160503143830j:plain

花言葉は「純潔、清純、花嫁の喜び」。昨年の実が少し枝に残っているが、昨年は一昨年に比べてあまり実が生らなかった。放っておいても毎年勝手に生るだろうくらいの気持ちでいたら、放ったらかしではあまり実が生らないことが分かった。隔年結果(一年ごとに実が生る)を防ぐためには、摘果をまめに行う必要がある。摘果とは、結実したばかりの実を摘み取ること。葉70〜80枚当たり1果になるようにし、上向きの果や小玉果などを取り除くのだそうだ。果樹は黙っても実が生ると思ったら大間違い。意外に手入れが大変なのです。(あ)
タイプラプスは、5月3日(火)5:27〜7:30の伊豆長岡の空。

2,434歩。