いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

届かない郵便待つや春の雨

昨日、4月から勤務する予定の所に行ってきた。あらかじめ電話を入れて、午後3時頃にお伺いしますと告げてあった。着いたらちょうど三時のおやつが始まったばかりで、大勢の学童が小さなテーブルにずらり並んで同じおやつを食べていた。人数は2クラス分くらいいただろうか。約70名ほどいらっしゃいますと市教委の担当から聞いていたが、なるほど全員揃ってみると相当な数です。聞いた数字だけではぴんと来なかったが、百聞は一見にしかず、現場を見てすぐ、これは大変なところへ来てしまったと思った。
ところが、これで全員ではなかった。施設はL字型になっていて、L字の凹んだところの玄関で靴を脱ごうとしたら、明らかに増築したと思われる建物が右手に見えて、そこでも20人ほどがおやつを食べていたのだ。放課後児童教室(正式にはそう呼ぶ)の対象学年は小学1年から4年までで、背格好からして別棟のグループは4年生のようだった。
リーダー格の人から、平日の放課後と土曜及び長期休業日の時程の説明がある。基本的に土曜は勤務日で、正午を挟んで午前と午後のどちらかに勤務することになっているという。ちょっと待って、採用面接のときは、土曜日にも出勤していただくかもしれないというニュアンスで説明を受け止めたが、話は毎土曜は勤務していただくという方向で進んでいるらしい。私が戸惑いの表情を見せると、(市教委からは)そういうご説明はありませんでしたか? と訊かれ、確か(土曜出勤は)あるかもしれないと聞いたつもりですと答える。が、シフトを組む関係で土曜は勤務するという前提で組まざるを得ないと、やや強引に話を進められる。週末の孫の世話が頭をよぎったが、そっちは何とでもなるだろうと思い、ではどうぞと土曜勤務を承諾した。ああ、これから一年間、土曜勤務が続くのか。
最後に来年度の名簿を見せられる。そこには、なんと93名の名が載っていた。放課後、土曜、長期休業に児童の面倒をみてやれない家庭がそんなにあることにびっくりしました。格差社会のしわ寄せがこんなところにも現れているんだと実感すると同時に、これは大変だけど、この子たちを放っておくわけにはいかない、地域社会全体で育てていかなくてはいけないと、心静かに決意したことだった。
タイムラプス(06:42~07:56
写真は、今日作った郵便ポスト。現在使用しているやつは、大工さんに2階デッキをこしらえてもらったときに出た端材で作った。ここしばらくはさして不自由なく使っていたが、先月、市の教育委員会から届いたA4版の封書が、私が留守のときに降った雨で湿気てしまって、読めなくはなかったが、雨の染みが残り、配達の人が強引に入れた形跡のままに反り返っていた。今後ともこのような封書が届くことを考えて、雨に強いポストに作り替えようと思っていた。
A4版の封筒がすっぽり入るくらいの大きさに組み立て、屋根に蝶番を打ちつけて開閉できるようにした。奥行きを握り拳が優に入るように取り、中の郵便物の有無が分かるように、以前100円ショップで買った半透明のボードを張った。投函口は屋根の庇の下をそのまま空けて、郵便物を取りやすくした。雨の吹き込みが気になるところだが、普通の降りなら伸ばした庇で防げるだろうとみている。ただ、台風は別。台風が来たら多少の雨の染み込みは覚悟するとしよう。それよりも何よりも、台風が来たら家本体の屋根が吹き飛ばされないかどうか、覚悟をするならそちらの方でしょう。(あ)

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