いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

花馬酔木雫の玉も房として

伊豆の国市教育委員会に出向き、必要書類を提出する。学童保育の担当者が応じ、L字型のフロアの奥に案内されてIDカード用の顔写真を撮る。カードは児童に早く名前を覚えてもらうために首からぶら下げるのだという。

写真を撮り終えた後、勤務予定先の電話番号とリーダーの方の名前が書かれたメモを渡された。「どんな様子か、実際に現場を見ていただいて、スタッフともお話されたほうがいいでしょう。スタッフは全員女性で、男の人はいません。男の人が入るのは夏休みとかの長期休業のときに臨時でお願いすることもありますが、基本的に女性だけの職場だとご理解ください。男の方一人でやりづらい部分があるかもしれませんが、よろしくお願いします」と担当者は言う。大丈夫だろうか。何だか不安になってきた。

対象の学童は小学1年から3年までで、70人ほどいるという。年齢は、ちょうど小田原の孫たちと一緒だから、行動パターンや考えることはこれまでの経験上だいたい読めるとしても、その数70人というのには驚いた。江戸時代の寺子屋のイメージを思い描いていたがとんでもない。あのやんちゃな孫×70というのはどんな世界だろう。これはやはり早いうちに現場を見てみないといけないな。

「早速ですが、今日見に行ってもいいですか?」「いいですよ。向こうには(あなたのことを)伝えてありますから」「それでは行って見てみます」と言って雨の中をバス停まで走ったが、考えてみたら雨の中をわざわざもう一度出かけていくこともあるまいと思い直し、現場へは明日の仕事の帰りに寄ることにした。

あやめ湯(17:46〜19:00)3→5人。数分間、風呂場でマイ桶氏と二人になった。そこで4月から学童保育の仕事をすることになったと知らせる。「なんだ、俺の母校じゃないか」とマイ桶氏。そして小学校の時の思い出話として狩野川台風の体験談をしてくれた。それでマイ桶氏の大体の年齢が知れた。

タイムラプス(16:34〜17:15)。ぱらぱら小雨まじり。

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写真は、庭の馬酔木(あしび)の花。有毒性で、馬がこの葉を食べると脚がしびれて動けなくなるところからその名があると歳時記に見える。なるほど、「あし」が「しびれる」から「あしび」か。花屋に並ぶのはカタカナで記す花ばかりで、その名前を覚えるのに苦労するが、馬酔木のように漢字を当ててくれるとたちどころに分かる。私は花屋のきれいに切り揃えた花よりも、野に自生する花が好きです。(あ)

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3,407歩。