いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

震災の友と五年の春の空

あやめ湯で顔馴染みの米朝氏から餅搗きの臼を譲っていただくことになり、一昨日、その臼を見に行った。予想していたよりもはるかに立派な臼でびっくりした。

さて、臼は手に入ったが、餅を搗くための杵、蒸籠、釜がない。釜は現在薪ストーブに据えつけてあるダッチオーブンで代用できるとして、杵と蒸籠は別途調達しなければいけない。この二つはホームセンターにあるのを知っているが、決して安くはない。どちらも別に新しい必要はなく、使えればそれでいい。ということで久々にヤフオクに当たってみることにした。

まずは蒸籠。これは和蒸籠に釜、ボウル、取っ手付き笊がセットになって価格も手頃なのを見つけて衝動的入札。入札は三番目だったが、最初の人の価格に200円を足しただけでそのまま終了時間となり、結局それが落札価格となった。入札締め切り直前で価格が釣り上がると思い、どきどきしながらヤフオクのタイマーを見ていたが、すんなり落札となってやや拍子抜け。

次に杵。こちらは現在最高額で入札中。最高額といっても千円に満たないのであるが…。出品者の説明によると「だいぶ古い」とのことで、実際、画像でも杵の餅を搗く頭の部分(なんて呼ぶのか分からない)がささくれているのが分かる。もとより中古ならその程度の傷みは想定内であって、そんなもの、頭を鉋(かんな)で削ればなんとかなるでしょう。気になる送料もそれほど高くないし、落札額がどのあたりに落ち着くか分からないが、まあ今回はダメでも他に杵の出品は結構あるので、いずれ落札できるものと楽観している。花見の頃には、きっと搗き立ての餅を食べられることでしょう。

写真は、湘南T-SITEに隣接する藤沢SST(サスティナブル・スマート・タウン)。戸建ての住宅建築と並行して、写真奥のJR東海道線寄りに健康福祉・教育施設を建設中。新しい街づくりが急ピッチで進められている。

一方、東日本大震災の被害に遭った地域の復興はどうか。よりよい暮らしを求める気持ちは誰でも同じだろうけれど、お金持ちしか入れないような施設を急いで造るよりも前に、何よりもまず最優先で進めるべきは被災地の復興ではないでしょうか。

あれから5年を迎えようとしている。その5年間の間に、果たしてどれだけの復興ができたのか。現地の様子を実際に見ていないから詳しいことは分からないけれど、少なくともテレビの映像を見る限りでは、復興はまだまだだと言わざるを得ない。一刻も早く復興が進み、被災された方々の笑顔が戻ってくることを願ってやみません。(あ)

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10,601歩。