いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

春立ちてもう三日目のもつ煮込み

あやめ湯(17:52〜18:47)3→8人。「じぃ」。若者が風呂場に入って来るなり、湯舟の縁に腰掛けていた米朝氏に声をかけた。米朝氏のお孫さんである。私が初めてお会いする、体のがっしりした若者である。「何だお前、どうしてここにいることが分かった」と驚く米朝氏。「じぃからもらった無料券を持って『あづまや』(あやめ湯の筋向かいにある宿屋で、あやめ湯が休みの日に米朝氏がよく利用するという)へ行ったらいなかったので、たぶんこっちだろうと思って駐車場に回ったら、じぃの車があったんで来た」と若者が言う。その声に反応したのが元饅頭屋さん。「◯◯君かい?」「はい」

米朝氏のお孫さんは野球をやっていて、現在大学2年生だという。左腕のピッチャーで、2年前の高校3年のときに静岡県大会決勝で静岡高校に負けて惜しくも甲子園出場はならなかった。そのときの試合の応援に元饅さんは米朝氏と一緒に駆けつけた。あやめ湯での付き合いが高校野球の応援に繋がるところが素晴らしい。私もそういう付き合いができたらなあ。

「あんときは惜しかったねえ、元気でやってるかい? どれ、手え見してごらん、へええ、そんなにごつごつしてないね」。元饅さんは若者の左手をさすってそう言う。若者もされるがままに手を差し伸べている。そして、二人の様子を黙って見つめる米朝氏。お孫さんの苗字が米朝氏と違っていたから、嫁いだ娘さんのお子さんなのだろう。

私にも小田原に暮らす孫がいるが、娘の子どもという点では、年齢はだいぶ離れるけれど、米朝氏と同じ。10年後、果たして今日の米朝氏とお孫さんのように、一緒に温泉に浸かる日が来るだろうか。

今日のタイムラプス。16:47〜17:30の雲。

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写真は、モツ煮込み。先月孫が来たときの白菜がまだ残っていたので、寄せ鍋か何かにしようとしたが、一人で鍋は食い切れない。どうせ食い切れないなら2、3日続けて食っても平気なモツ煮込みにしたらどうかと考えた。白菜の入ったモツ煮込みなんて聞いたことないが、まあやってみるべえとやってみた。モツと白菜にニラ1束を加え、それにコンソメ2個、深層水を鍋半分まで入れ、最後に白ワインをどぼどぼ注ぐ。それをダッチオーブンに入れて煮込むこと約1時間、鍋に盛り上がっていた白菜はとろとろになり、モツはしっかり柔らかくなっていた。問題は味だが、これは想像していたよりも不味くなかった旨かった。脂っこくなくてヘルシー。見た目が今いちだから人様には出せないけれど、一人晩酌のおかずとしては及第点をつけられるでしょう。(あ)

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15,178歩。