いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

風の子やかじかむ手して孫遊ぶ

午前9時に伊豆を出発する。孫たちを小田原に送り届けて藤沢に戻ったのが正午。伊豆から小田原までが1時間半、そして小田原から藤沢までが1時間半と、小田原が伊豆と藤沢のちょうど中間点となる格好だ。
さてさて今回は、小学3年になるお兄ちゃんの行動にはちょっとばかり手を焼いた。昨日、薬局で薬を受け取った後、近くにある道の駅で買い物をしたのだが、そのときお兄ちゃんがいつの間にかいなくなってしまった。店内を隈なく探し、トイレを覗き、店の外もぐるり回ったが見つからない。知らない人に連れて行かれたら大変とカミさんと手分けして探したら、同じ敷地内にある別の店の傘立ての後ろからひょっこり出てきた。まだ続きがある。次に寄ったスーパーでまたしても姿をくらました。今度はペットボトルのダンボールが積まれた裏に隠れていた。
わざと困らせて気を引こうとした節がある。ここへ来てだんだんその色が濃くなった。何かといえば妹の方がちやほやされるので、それに対する反発だろうと見ているがどうだろう。もっと自分に関心を向けてくれというシグナルを送っているのかもしれないが、それとて甘く見ると調子に乗って付け上がるから始末に困る。どうにも扱いにくいお兄ちゃんになってきた。
だからもう面倒を見るのはやめたとは言わない。これからも孫とじいじ(時にはじじい)の関係である限り、孫の成長のために面倒を見られるまで見続けようと思っている。その関係が良好に保たれればそれに越したことはないが、よしんば保たれなくても孫を見捨てることだけはすまいと思っている。いくらやんちゃでも孫はやっぱり可愛いのである。しばらく会ってないと会いたくなるのである。
写真は、孫が伊豆に来たときの散歩によく行くブランコ公園。もう菜の花が咲いている。暖冬なのは分かるけど、年を越す前に咲く菜の花ってやはり変な感じだ。菜の花は唱歌♪おぼろ月夜♪にも歌われるように、「見わたす山の端霞ふかし / 春風そよふく」時期に咲く花なのであって、冬に咲かせてはいけません。季節感が崩れます。
ちなみにこの♪おぼろ月夜♪という唱歌は、言葉も古いし今は小学校で歌われていないだろうと思ったら今でも歌われているようだ。文科省のサイトを見たら確かに第6学年の共通教材として載っていた。同じく文語調の歌詞「さ霧消ゆる湊江の」の♪冬げしき♪は第5学年の共通教材。こういう季節感たっぷりの歌がまだ小学校の教科書に残っているのは嬉しいですね。(あ)

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1,3417歩。