いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

挨拶一つで明るくなる

ゴミ捨てに出たら、登校する中学生とすれ違った。おはようございます、中学生が私に挨拶する。おはようと私が返す。伊豆の、この地域の人は見知らぬ人にでも本当によく挨拶をする。小学生から中学生、高校生になるにつれて徐々に挨拶もしなくなるものだが、ここに住む人は違う。この前は、坂の途中で会った高校生が、ぺこりと私に会釈した。その会釈に私は、こんにちはと応える。たったそれだけなのだが、爽やかな風がすーっと吹いたような清々しい気分になった。人混みの都会ではこうはいかない。まして高校生が会釈するなんてあり得ない。藤沢にも、至るところに「あいさつ通り」と称する道はあるが、誰も挨拶なんてする人はいない。そこへいくと伊豆はいい。挨拶の文化が地域に染み渡っている。

ゆったりと流れる時間の中に身を置くと、自然に挨拶が出るようになるかというとそうでもない。のんびりした村里だって、こんにちはと声をかけても、見たことない奴だな、なんて目でねめつけたりするところもある。例えば、私の田舎がそうだ。昔からの人付き合いが濃い集落は、どこの馬の骨だか知れないよそ者を容易に受け入れない閉鎖的なところがある。

伊豆にはそれがない。開放的なのだ。インフラが割と整っていて、都会から訪れる観光客も多く、別荘地としての利便性も高い。そういう特長が明るい雰囲気を醸し出しているのかもしれない。もちろん、誰彼の区別なく声をかける文化も。

徒歩24,667歩。自転車54kcal。

写真は、豆庵(まめあん)の「揚出し豆腐とろろそば」(865円、だったかな? 店を出たら風でレシートを飛ばされたので確かめられない)。豆腐料理専門の店で、田京駅からサイクルスポーツセンター方面へ歩いて8分のところにある。立花の家から修善寺まで歩いて往復した帰りに立ち寄った。ちなみに家から修善寺駅までの所要時間は片道約80分でした。写真には写っていないが、この後デザート(コーヒー豆腐、チーズケーキ)が出てきた。ちょうど昼時で店内は混んでいたけれど、私一人のために4人用の座敷を用意してくれた。満足度は星5つ。辛夷咲く里の豆腐屋長暖簾(あ)

f:id:jijiro:20150314101504j:plain

f:id:jijiro:20150314101538j:plain