いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

本当の趣味とは

「ほんとうの趣味とは、それをせずには生の充実感がえられないものをいう」と中野孝次は『美しい老年のために』(文春文庫)に書いた。「あれにもこれにも手を出し、『御趣味が豊富でお羨ましい』などといわれる人は、まず無趣味と同じとみていい」とやっつける。

現役を引退した後は、そのありあまる時間を使っていろんなことにチャレンジしてみたいと思っていた私にとって、この言葉はぐさっと胸に刺さった。何でもいい、ともかく自分が本当に好きなことをして、心豊かに充実した日々を送りたいという思いは確かにある。しかしそれは、あれもこれもの多趣味ではダメなのである。多趣味は結局、無趣味なのだと。

自分が本当に好きなことって何だろう。それをせずには生の充実感が得られないものって何だろう。改めてそう考えて、何もないことに気づいた。いろんなものに興味は持つけれど、上っ面をちょこっとかじるだけで、それがなかなか趣味の域まで熟成しない。どれもが中途半端の尻切れトンボなのだ。生涯の情熱となり、人生を満たしてくれるもの。私が今いちばん欲しいと思っているのは、たぶんそれである。

徒歩6,206歩。

写真は、e-Taxで送信できずに立ち往生している画面。昨年の確定申告もe-Taxでやり、あのときはすんなりと送信できたのに、今回は何度試みてもうまくいかない。ヘルプによると、Javaコントロール・パネルのセキュリティー・メニューから「例外サイト・リスト」にe-TaxのURLを追加しろとあるのだが、これがどうしても追加できないのだ。OSは、Mac OS 10.8 。必要項目はすべて入力し、還付金の数値まで表示され、後は送信するだけなのに、それができないでいる。昨年はなぜあんなに簡単にできたのか、逆に不思議なくらいだ。週明けにWindowsで最初からやり直してみて、それでもダメだったら国税庁に直に問い合わせてみよう。送られぬ手紙の宛名なごり雪(あ)

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