いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

屋根を全面張り終える

今週襲った台風に何とか間に合った引き戸の屋根だが、やはり、屋根の脇から雨が吹き込み、引き戸の下を濡らした。予報に反して風が思ったほど強く吹かなかったので、家の中が水浸しという状態にはならなかったが、次の台風では保証の限りではない。そして、台風19号がこの連休に上陸を睨んで北上している。しかも規模は、特別警戒級らしい。
そこで今日のうちに、もう半分のところにも屋根を渡すことにした。前回と同じ杉材1束とビス、それと波板3枚を買ってきて、早速作業に取り掛かる。180cmの杉材4本を半分に切って、90cmの垂木を8本用意し、それら全てにペンキを塗る。ペンキの乾くのを待ちながら完成イメージを整えていると、隣の奥さんが庭から「コーヒー飲みますか?」と声をかけてきた。一瞬、淹れたてのコーヒーをご馳走してくれるのかと声の方に振り向いたら、手に下げたビニール袋から「NESCAFE」と書かれた徳用サイズの袋を取り出し、「これ、国のコーヒー。砂糖もミルクも入っているよ」と言う。この「NESCAFE」、どこか見覚えあるなあと思って、とっさに思い出した。20年近く前に職場の仲間と中国旅行したときに、長春の空港で飲んだのがこのコーヒーだった。あのときは悪天候で飛行機が飛ばず、半日足止めを食らったんだったなあ。いわゆるインスタントコーヒーなのだが、中国ではこれをコーヒーと称して空港で提供しているということに戸惑いを覚えた記憶がある。
屋根は、昼食を挟んで午後3時少し前に完成した。ただ、このままでは横殴りの雨に対処できない。今後は、食器棚を作ったときに使った厚手のビニールを屋根から垂らし、下に横たえてあるドアの蝶番に角材を打ち付けて、ビニールがばたつかないように固定するつもり。立ち飲み屋の雨風除けのあれである。あくまでも応急処置としてということであるが、その応急処置が完成図になることも大いにあり得る。いや、たぶんそうなるんじゃないかな。それもまたよし。ねえ、ちょいと、一杯呑んでいかない? 1,863歩。
写真は、屋根を張り終えた家の北側。デッキの支柱を利用することで、柱なしで下屋風のスペースができた。今年2月に2週にわたって降り積もった雪に耐え得るような強度はあると見ているが、どうだろう。満月や海月(くらげ)のなんなり庵照らす(あ)
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