いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

病院のハシゴ

午前2時に目が覚めてしまって、そのまま朝までDVD「奇跡のリンゴ」を見ていた。「奇跡のリンゴ」を見るのは二度目。一度目は気づかなかったが、実は、本物の木村秋則さんが祝言の席にちゃっかり出ていたんですね。木村征治役の山崎力の隣に坐っていた。主人公を演じた阿部サダヲ、妻美栄子役の菅野美穂ももちろん良かったが、私には山崎力の重厚な、いぶし銀の演技が深く印象に残りました。囲炉裏にあたりながら、どぶろくを湯呑み茶碗に注ぎ、戦時中のラバウルで行なった無農薬野菜の経験を、娘婿の秋則に語って聞かせる。なみなみと注いだ湯呑み茶碗の酒を、囲炉裏の縁に沿ってゆるりと旋回させ、お前も飲め、もっと側へ来て飲めと勧める。無農薬でリンゴを育てたいというカマドケシの戯れ言を全面支援する覚悟が、訥弁からにじみ出ていた。しびれるよねえ、こういう演技。

午前は、大場の病院で月に一度の定期検診。そして、午後は茅ヶ崎の歯医者で治療と、今日は病院のハシゴ。三島から茅ヶ崎に移動する間に昼食を摂れると思っていたが、移動だけで歯医者の予約時間になってしまい、結局、昼食抜きになってしまった。原因は、夜中にDVDを見たせいで、大場の病院へ行くのに電車で寝込んで乗り越したのが一つ。それで予定が一時間程後ろにずれたのと、もう一つは、三島駅で乗るはずだった東海道線上りが車両トラブルでいきなり運転を見合わせ、次の熱海行きまで30分待たされたこと。これで昼食の時間がなくなってしまった。今思えば、三島駅で待たされている間に立ち食いそばでも食っておけばよかった。

歯医者に行ったら、治療室の椅子が新しくなっていた。新幹線のリクライニングのように、背もたれが傾いていくのと連動して、ふくらはぎの当たる箇所がうい〜んと前に伸びる。おかげで履いていたスリッパがほとりと床に落ちてしまった。何かファーストクラスで治療を受けている感じ。それで痛みが少しでも和らげばいいのだけれど、口の奥をいじられるときの痛さはちっとも変わりませんでした。17,157歩。

写真は、この前、伊豆の国市の商工会からもらってきた、市のゆるキャラ「ぬえ左衛門」のステッカー。ステッカーを渡してくれた人に、「今、ぬえ左衛門のランキングが下がっているので、ぜひ投票をお願いします」と言われたのを思い出し、パソコンから1票入れておいた。ちなみに現在トップは群馬県の「ぐんまちゃん」。「ぬえ左衛門」は446位。かわいいと思うんだけどなあ。親ばかもたいがいにせい秋刀魚焼く(あ)

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