中伊豆の貴僧坊水神社まで湧き水を汲みに行ってきた。立花の家からバイクで40分弱。旧下田街道を駿豆線沿いに走り、修善寺駅を越えて坂を上る。この道は抜け道になっているらしく、道幅が狭いわりには通る車が多い。500mほど走ると、伊東へ通じる大きい道に出る。こちらは大型トラックがスピードを上げてガンガン通るから、ちょっと怖い。夏に行った中伊豆ワイナリーへの交差点をそのまま直進し、湯ヶ島から来る道がぶつかるT字路を右折。天城連山を縫うようにして走るこの道は、すれ違う車がほとんどなく、山の奥へ奥へと進むにつれて、だんだん心細くなっていく。道の両側が孟宗竹で覆われ、空が隠れて見えなくなったところでは、茂みから鵺(ぬえ)みたいな化け物が現れそうな冷気を感じて、ぞぞっとした。実際、Tシャツ一枚の身には、今日の気温はいささか肌寒くもあった。
竹藪のトンネルを抜けてほどなく行った左手に貴僧坊水神社がぽつんと建っていた。その隣に100坪ほどのわさび田があって、わさび田の奥の窪みから清水が渾渾(こんこん)と湧き出ている。早速、用意した15Lの水タンクに、備え付けの柄杓で湧き水を汲んでいくが、タンクの口が小さくてなかなか水が溜まらない。最初はタンクの口に合わせて律儀に水を注ぎ入れていたが、こんなことをしていたら日が暮れちまうとばかりに、途中からこぼれるほうがはるかに多いくらいにがばがば入れていった。こぼれる水が水面に弾き飛ぶが、そのことで水が濁ることは全くない。それほど湧き水の水量が豊富だということですね。
実は今、困ったことが起きている。iPadをiOS8.0にアップデートしたらカメラロールから写真を貼りつけられなくなってしまったのだ。それで今日の記事はiPhoneで書いている。iPhoneでは書きづらいことこの上ない。はてなさん、なんとかして。1,827歩。
写真は、水神社の横から渾渾と湧き出る清水。これがそのままわさび田に流れ込んでいる。わさび田の水清ければ魚旨し(あ)
