いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

黄の爪は何の恨みぞ花南天(あ)

今日は久々に水晶苑の囲碁サロンに顔を出そうと思ったが、カミさんが次の週末に伊豆へ来るというので、ちっとは草取りでもしておくべえという気になった。

小雨がパラパラ降ったり止んだりしていたが、止んでいる間だけムクゲと椿の下草をやっつけた。シダとツワブキがなかなか頑固でしつこい。こいつらの根をノコギリ鎌で断ち切り、横の連携を取れないようにしたつもりだが、生命力盛んな奴らのことだから、また数週間もすればうじゃうじゃ生えてくるんだろうな。

今年になってから、庭の草取りに対する熱の入れようがずいぶん変わった。それは、職場での草刈り作業が多分に影響しているのは明らかだ。作業そのものは決して楽しいものではないが、草茫々よりはスッキリした庭を見る方が気持ちいいことは間違いない。そして、一旦スッキリさせると、草だらけで鬱陶しくなるのが許せなくなるんですね。なんか、隣の奥さんの、庭を常にきれいにしておきたいという気持ちが判るような気がする。

夕方、大きな栗畑氏から電話が入った。囲碁の誘いに決まっている。「今日、(囲碁大会に)来ると思っていたら来なかったね、それはまあいい、今夜あいてる?」。やっぱり囲碁の誘いである。えっ、今日囲碁大会だったの? 来週の月末じゃなかったの?

栗畑氏は午後7時少し前にやってきた。6子局から打ち始めて10時半過ぎまで打つ。10時半は普段は寝ている時間だが、こういうときは眠くならない。

戦績は、6子局●○○○5子局○○○の6勝1敗。やった! 次回は4子局だ。そして、次回は明日12時半から。次回も頑張ります。

そこで今日のアフォリズム。

<へぼ碁とは、明らかに勝てない碁でも相手のミスを期待して打ち続ける碁のことである。>

 

【今日の一枚】ナンテン(南天)の花。

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南天は梅の下に植わってある。放っておけばずんずん上へ伸びて、横に這わせた梅の枝を越えるまでになる。毎年のように枝を切って風通しをよくするのだが、今年は隣のアセビ(馬酔木)と合わせて大胆に丈を縮めた。そうしたら、なんと、これまで見たことのないくらいのたくさんの花が咲いた。

マンリョウ(万両)は時期になると、庭の至るところで赤い実をつけるが、南天のうじゃうじゃした赤い実は見たことがない。今こんなに花を咲かせているということは、今年はたっぷりな赤いナンテンの実を愛でることができるかな。

【書】「歳」サイ・セイ・とし(No.163)

▼甲骨1

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▼甲骨2

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古い字形(甲骨1)では、戉(えつ=鉞(まさかり))の形。のち戉の刃部に止(足あとの形)を上下にかき、今の字形では上部の止と下部の少の形がそれである。したがって今の字形は、戉と歩(步。止と少とを組み合わせた形)とを組み合わせた形。歳はもと戉(鉞)で肉を切って祭る祭祀(祭り)の名で、おそらくその祭祀が年一回行われたので、その祭祀をもって年を数えたのであろう。それで歳は「とし、一年」の意味に用いる。年を数えるのに、夏(か)代には歳、殷(いん)代には祀、周代には年を使った。<『常用字解』より>

戉で生贄(いけにえ)の肉を切って一年ごとに祭る儀式を意味したという字解は判るが、そこへさらに歩を組み合わせたのはどうしてか。一つ年をとるということは、左右の足を一歩ずつ前へ進み重ねた日々の重みがそこにあるという意味合いだろうか。ちょっと考えすぎかな。

書いて書きやすかったのは甲骨2の方。えてして画数の多い方が字のバランスが取りやすい。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】6月22日(土)4:56〜6:53の伊豆長岡の空。28秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2364710816920115?s=100001436582002&sfns=mo