いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

桜草咲いて別れのとき迎ふ(あ)

朝起きて、まずアプリ「たてコラム」で地方紙のコラムを読むことがこのところの日課となっている。土日など時間があるときは「春秋」(日本経済新聞)から44紙目の「金波銀波」(八重山日報)まで目を通したりするが、平日は大抵時間がなくて27紙目の「大自在」(静岡新聞)でやめる。そこまで約1時間。譜面台にiPadを乗せて電気剃刀を当てながら読み、読んだらタイトルを入れて「メモ」に保存する。

地方紙のコラムはそれぞれの風土色が出るから面白い。例えば、北海道や青森、岩手(なぜか秋田の新聞へはリンクが貼られていない)で記録的な大寒波に見舞われて難儀している様子がよく伝わってくる。

また、話題の人が複数紙に登場し、それぞれの切り口の違いが見えて、そういう読み比べもまた面白い。今日読んだコラムでは、競泳の池江璃花子選手への励ましがダントツで、ついで「団塊の世代」「巨人、大鵬、卵焼き」の名付け親の堺屋太一氏の訃報への悼みが続く。

それらコラムを読むことで、そこから私はブログのまとめ方を学ぼうとする。こういうふうにまとめられたらいいなあと読みながら思いつつ日々実践を重ねているが、これがなかなかおいそれとはいかない。第一、引き出しの多少に圧倒的な違いがある。もっともっと引き出しを多くしなければいけないと、コラムを読むたびに思うのである。


【季節の花】サクラソウ(桜草)。

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勤める中学校のデッキに鉢植えのサクラソウが咲いている。園芸福祉委員会の生徒さんが水遣りをして育て、3月の卒業式に卒業生が通る、文字通りの「花道」に飾られる。


【書】「鐡」(No.40)

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「鉄」の旧字体。もうひとつの旧字体に「銕」があり、こちらの方のくずし字が新字体の「鉄」に採られたものと思われる。「夷」の字を崩すと、なるほど「失」の字になる。『五體字類』の「金部」にも「鉄」の字が見える。

漢字の成り立ちを説明するサイト<https://okjiten.jp/kanji2817.html>で「鐡」の成り立ちを参照したが、なんだかよく判らないので、紹介するのをやめた。

新字体の「鉄」の字は、「金」を「失う」と書くからと忌み嫌い「失」を「矢」に置き換える表示もあったりするが、「失」は「夷」の崩した形であり「失う」意味はないのだから、別に「鉄」と書いて差し支えないと思う。

とはいうものの、この「鐡」の字、のっぺりした「鉄」に比べて、なんと凛々しい顔立ちであることよ。どうせ書くならこっちの「てつ」の字を私は書きたいですね。


【温泉】あやめ湯。


【タイムラプス】2月14日(木)6:28~7:28の伊豆長岡の空。29秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2157748090949723?sfns=mo