いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

早退けをして蠟梅の影となる(あ)

インフルエンザの流行で、1年生が学年閉鎖になった。今週木曜まで登校しないという。そんな中でも我がクラスの子たちはいたって元気。元気に「だるま作り」に取り組んでいる。
「だるま作り」は担任の先生の発案で、3年のクラスに「受験がんばってください」の励ましの意味を込めて取り組んでいる。体育祭の縦割りの色別に「だるま」の色も、赤、青、黄、緑の4色にプリントアウトして、出来上がった暁には、それを各クラスに飾ってもらうのだそうだ。
「だるま作り」のペーパークラフトはプリンター製作会社のサイトからダウンロードしたのを使う。ペーパークラフトはなかなか精巧にできていて、大人でも楽しめる。私も去年、子どもたちと一緒に七夕飾りを作った。
しかし、今回の「だるま作り」では私の出番がない。子どもたちが黙々とカッターで型を切り取り、定規を当てて糊代をきれいに折り、ボンドで貼り付けてだるまに仕上げていく作業を見守るだけ。なので、つまらない。
そこで、私は別途、子どもたちの作業を見守りながら、針金でねぶたの顔を作ることにした。以前、美術の課題を仕上げてやることのない子をとっ捕まえ、その子に金魚ねぶたの作り方を教えたことがあるが、その延長である。
それで昨日の休み時間、その子に、「先生、そんなことしてて面白いの?」と訊かれた。「だるま作り」にそろそろ飽いてきた気分もあったのだろう。
私の答えは、「もちろん面白いよ」である。その子の反応は「ふう〜ん」。その「ふう〜ん」には、俺には理解できないよといった響きがあったが、何事も楽しむことさ、という私の思いが少しでも伝わってくれたら嬉しいと内心は思っている。でも、伝わってねえだろうなあ。


【写真】ロウバイ(蠟梅)。

f:id:jijiro:20190123074342j:image
ご近所の庭に咲いている。Wikipediaでは「香り高い花」とあるが、そんな香り高いとも感じなかった。臭覚も衰えてきたのだろうか。
とまれ、この花が咲き始めると、春がついそこまで来ているという感じがする。
蠟梅といえば、この辺りでは南江間の北条寺が有名で、毎年1月から2月にかけて蠟梅祭りが行われる。数年前に一度訪れたことがあるが、北条義時夫妻の墓をぐるり囲むようにして咲き誇る蠟梅は、なかなか見ごたえがあった。


【書】「畫」(No.17)

f:id:jijiro:20190123074414j:image
「画」の旧字体。新字体は旧字体と似ても似つかぬ代物で、誰が発想したものか。
『五體字類』を開くと「田部」にそれらしい書体が見える。『五體字類』の初版は大正5年。新字体が告示されるのは昭和24年(1949)だから、ははん、さては「画」の字は『五體字類』を参照したのだなと想像されて興味深い。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】1月22日(火)6:20〜8:09の伊豆長岡の空。27秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10218460480005476?sfns=st