いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

晩秋の川を海まで笹の舟(あ)

昨日、畑作業の手伝いに行こうとしたら校長に呼び止められ、角形A4の封筒を渡された。封筒の中には「平成30年度に係る非常勤職員等継続任用調書兼申込書」が入っていた。それを見せて校長が、「来年も引き続きお願いできたらありがたい」と言う。
ほら来た、来ちゃいました。もう一年やってくれないか、だって。呑兵衛ランナーのごいさんが予想した通りの展開になってきた。この3月で仕事から身を引こうと思っていたのに、弱ったな、どうしよう。
前回、11月からの非常勤職員の話があった時はその場で「お引き受けします」と即答したが、今回は即答しなかった。少し考えさせてください、と言った。
仕事をもう一年延長するかしないか。迷っている。支援に入っている学級の生徒との距離は担任ほど近くはないけれど、さほど遠くない距離は保っていると自分では思っている。それに先日の鎌倉体験学習でその距離も若干縮まったような気もした。特に帰りのバスで私の隣に座った子は、それ以来私に気軽に話しかけるようになった。
生徒は人懐こい子ばかりで、3年が卒業し新1年が入ってくるにしても、現1年4人が主流だから学級の雰囲気が大幅に変わるようなことはないだろう。また、授業でも書写を支援し、今月からは週2時間の国語も支援することになっている(これまでは国語の時間を全て書写にあてていた)。校長が「引き続きお願いしたい」と言う裏には、私が「書写」と「国語」の免許を持っているということがあり、支援員として私が特支学級に入ることで他の国語の持ち時間が減ずることができるという読みがあるのだろう。
校長のお願いはありがたいが、もう一年はさすがにしんどい。仕事場はバイクで通えるところだし、子どもたちも人懐こいし、授業にも関われるしと三拍子揃っているのだが、無理して働く必要もない身であれば、ここはあえてじっくり考えさせてほしいところではある。
だけどカミさんに話せば、働けるうちは働け、と言うだろうなあ。

【写真】坂の下の公民館裏を流れる小川。

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先週の土曜、きのこ汁に入れるナメコを買いにスーパーへ行く途中、孫が笹の葉で笹舟を作った。その笹舟をこの川に流す。
この川は駿豆線いずっぱこ)の線路をくぐり、人家の脇をとおって狩野川に注ぐ。笹舟は橋の上から放り投げるようにして流したが、ひっくり返ったりしないでちゃんと流れて行ったかどうかが気になるふうで、しばらく流れる先を見つめていた。
そうして、私の立っている橋に戻ってきた孫娘がぽそりと言う。「ちゃんと海まで流れるかなあ」。
そうだねえ、途中でひっくり返ったり岩にぶつかったりすることがあるかもしれないけど、必ず海へたどり着くと思うよ。笹舟と孫のこれからの成長とを重ね合わせながら、心の中で孫にエールを送ったことだった。

水墨画】清泉寮と八ヶ岳(No.89)

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いきなり影を濃く描いて、これまで何度も失敗しているので、今回は山ひだを慎重に描いた。
最初に淡墨であたりをつけて、その上からやや濃いめの墨を重ね塗りした。最後に割筆で濃墨をこすりつけるように塗ったら、画仙紙の表面がぽろぽろむけてしまい、同じようにして影を濃くしたかった部分もあったが、そこはそのままにしておいた。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】11月8日(水)6:10〜7:48の韮山方面の雨空。24秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214685687878032/

【歩数】2,730歩。