いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

蜻蛉とぶ里にもドイツパンの店(あ)

【写真】職場近くのパン屋。

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店の名は「Backerei DANKE」。「ベケライ」は英語の「ベーカリー」、「ダンケ」は「ありがとう」ですね。
一昨日、一二三荘で何気なく手に取った伊豆の国市観光案内のパンフレットに載っていた店で、場所を地図で確認したら、通勤で使う道を亀石峠(伊東市宇佐美に抜ける峠)の方へほんの50mほど行ったところにあることが判った。それで昨日、勤めの帰りにちょっと回り道してみたら、店のガラス窓に来週16日(土)の体育祭の案内が貼られてあって、ちょっと嬉しかった。
高校の文化祭とか定期演奏会とかの案内ならよく見かけるが中学校のそれが店に掲示されるのは珍しい。中学校もまた、それだけ地元の愛情に包まれているんだということがよく伝わってきた。
ひと昔前は、今の中学校も御多分に洩れず荒れていた時期があった由。それが現在のような落ち着いた学校になったのは、先生方の指導力も数多あったとは思うが、地元の人たちの惜しみない協力があったからではないだろうか。もともと地域の人たちが子どもたちを温かい目で見守る土地壌だったからこそ、大きくならずに済んだのだと思う。
話をパン屋に戻そう。
パン屋は、えっ、こんなとこに? という場所にある。最寄駅からだいぶ離れた住宅地の外れにポツンと建っている。こんな場所で(失礼)パン屋を開いたって客なんか来ないでしょうというような田舎道沿いである。
私が店に着いたのは正午少し前。ここで昼食を軽く摂って、それから水晶苑へ向かう心づもりでいた。
バイクを脇に駐め、店に入る。誰もいない。客も店員の姿もない。入った目の前に焼きたてパンが二段の棚に並べられ、その中から目当てのソーセージパンを探す。観光パンフレットに「魚肉ソーセージ、黒コショウ、ガーリックが挟んであるパンは、お店の変りダネ。懐かしい味にほっとする」とあったので、まずこいつを食べてみようと店に行く前から決めていた。
それらしいパンはすぐ見つかった。が、残り一つしかない。棚は手前と向こうとぐるり一周できるレイアウトで、それらしいパンは向こう側に回って取るトレイにあった。そこへようやく、店員さんが奥から「いらっしゃいませ」と言って出てきた。なんかのんびりしてていい感じ。
向こう側に回ると、商品札に確かに「ソーセージパン」と書いてある。おお、これだこれだ。167円。最後の一個をゲットし隣のトレイを見たらカレーパンがある。商品札には「カレードーナツ」とあったが明らかにカレーパンだ。こちらはまだだいぶ残っていて、162円。

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二つのパンとコーヒーの代金653円を払い、通りの見えるカウンターに就く。相変わらず店内の客は私一人しかいない。やはり店としては流行らない場所なのだろうか。隣の家は茅葺きの大屋根にトタンを被せ、そのトタンが赤茶けて錆びてるもんなあ、その後ろは畑だし、どう見たって取り残された田園風景だよなあ……。
パンをかじりながらそんなことを思っているうちに、時計が12時を回った。そうしたらどうでしょう、12時を知らせる防災無線のチャイムを機に、客が来るは来るは。示し合わせたように、通りの右から左から車がどんどんやって来てどんどん店に入って来る。私がパンを食べ終わって店を出るまで、とうとう客足が途切れることは一度もなかった。
この店は本格的なドイツパンを製造販売しているという。恐れ入谷の大変な人気店でした。あとでネットで調べたら、「ドイツパンといえばここ!」というくらい全国にもファンが多いのだとか。えっ、こんなとこに? の店だって、評判が評判を呼べば全国にファンができるほど繁盛するもんなんですねえ。

水墨画】暫(No.41)

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達磨もそうだったけど、こういう絵は描いていて楽しい。どうも植物は苦手だ。

【水晶苑】12:18〜16:10
大栗畑氏と3子置いて1勝2敗。建材氏に白を持って1勝1敗。今日は土曜で、囲碁サロンは4人(もう一人は白髭氏)しか集まらなかった。白髭氏は私の碁を見て「足が遅い」と指摘した。指摘の意味をつかみかねたが、「打つ手が緩い」という意味だと捉えた。そうだな、もう少し相手が狼狽するような鋭い手を打たないといけないな。

【タイムラプス】9月9日(土)5:20〜7:31の伊豆長岡の空。32秒。

【歩数】2,988歩。