いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

恬淡と歩歩まするのみ秋の昼(あ)

ふ〜、長い一週間だった。

「書写」を受け持ってくれと頼まれ、引き受けたら、「国語」の時間も差し上げますから展示会まで「書写」の時間に当ててくださいと追加で頼まれた。それで今週は急遽の時間割変更もあり、火曜の課題テストの日を除いて月、水、木、金と4回も「書写」を教えるハメになった。

週に4日も「書写」があるんじゃ生徒もうんざりだろうと思っていたら、意外にそんなふうでもない。来月の展示会に向けて作品を仕上げなくてはいけないという目標があるから、取り組みはいたって真剣だ。中学生は純朴でいいねえ。

問題は展示会が終わった後の授業展開だな。展示会以外に緊張感を持たせる何かがあるといいんだけど……。でも、なけりゃ作ればいいか。

それにしてもこの一週間、正直言って疲れました。勤務時間は5時間だけだけど、給食の時間や休み時間も含めてずっと生徒につきっきりだから、14:10(5校時終了時刻)に仕事を終えるとぐったり疲れる。タイムカードを押してすぐに囲碁サロンに駆けつければ碁は打てるだろうが、その気力が起きない。まずはグテッと横になりたい気分で一旦家に戻る。それで30分ほど休憩を取ってから湯の支度をして水晶苑へ出かける。今週はそういう毎日だった。

朝も目覚まし時計なしでは起きられなくなった。夜も晩酌をした後は睡魔に負けて9時を待たずに寝てしまう。それだけ疲れているんだなあと思う。こんな調子で3月まで勤めを延長して体が持つんだろうか。まあ、やれるところまでやるしかないと腹をくくっているが、いやはや、この体力の衰えは如何ともし難いとしみじみ思う今日この頃である。


【写真】階段の蹴上げに貼られた寸言。

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始業式の日に体育館へ案内された時から気付いていた。そう、「一歩前へ」という言葉。普通は、まだ見ぬ新しい未来に向かって一歩踏み込もうというポジティブな意味で使われることが多いが、私にはまるで違った意味に響く。

この言葉を見たり聞いたりすると、今でも県教委に呼ばれたあの時のことを思い出す。なぜ呼ばれたかについてはここでは詳しく言わない。遠足引率の帰りの電車に、ある一枚のプリントの入ったバッグを置き忘れた、とだけ言っておこう。

横浜中華街近くにある合同庁舎に出向くと、しかるべき部屋に通され、偉そうな人が偉そうに書類に書かれた内容を読み上げた。そして、その書類を私に手渡しする時にこの言葉を言い放った。「一歩前へ」。

そのことがあってからしばらくの間、職場では「不始末」の代名詞として「一歩前へ」が使われたりした。「みなさん、一歩前にならないように気をつけましょう」てな具合。

以来、私にとってこの言葉は、偉い人が自らの威厳を保たせるために使う言葉だということになっている。どうしてもポジティブな意味に受け取れないのだ。


水墨画】達磨(No.40)

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達磨の眉毛や髭をかすれさせるつもりが、そうならなかった。筆への墨の含ませ加減がイマイチつかめない。


【水晶苑】15:26〜16:06


【タイムラプス】9月8日(金)5:20〜7:40の伊豆長岡の空。34秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214187718309104/


【歩数】3,585歩。